約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2012年3月31日土曜日
2012.03.03 狂言(大蔵流山本会)公演
さくら市氏家公民館
● 昨年の2月5日に続いて,今年(3月3日)もさくら市の氏家公民館で狂言(大蔵流山本会)の公演があった。
公演は2番。「素袍落」と「蝸牛」。その後,山本会の総帥である山本東次郎氏の講話があった。昨年も同じ話を聞いているはずなのだが,今回の方が熱心に聞けた。芸に関しては当然厳しいのだろうし,不合理な習慣も多々残っている世界だろうし,偏屈なところもある人なのかもしれないが,少なくとも観客に対するときはしごく穏やかな人。サービス精神も十全に発揮していた。一芸を極めた人はこうなのかとほれぼれした。
● 歌舞伎のように大がかりな舞台設えもないし,登場人物も少ないから,その分費用も安くつくのだろうが,これを無料で開催してくれるさくら市に感謝。いい気分で帰ることができた。これだけでもありがたいものだ。
能も一度鑑賞してみたいという欲も出てきた。事前に知識を入れないで,まず鑑賞したい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿