2022年12月31日土曜日

2022.12.26 日本大学管弦楽団 第100回記念定期演奏会

ミューザ川崎 シンフォニーホール
● 開演は18時。チケットはS席が1,500円,A席が1,000円。500円の違いならSにしときましょ。
 で,teket で電子チケットを購入しておいた。電子チケットもコロナ禍で普及したもののひとつ。コロナが収束しても紙チケットに戻らず,電子チケットが定着して欲しい。たぶん,定着すると思う。
 記念にほぼ日手帳やトラベラーズノートに貼って残しておきたいから,チケットは紙の方がいい,という向きもあるかもしれないが,それを上回るメリットが電子チケットにはある。

● 第一に購入するのに手数料がかからない。“ぴあ” だとシステム使用料とか発券手数料とか余計なものがかかる。紙で受け取るとなれば,当然そうなる。紙が自分で飛んできてくれるわけではないからだ。電子チケットは飛んできてくれる。
 第二に,当日の午前中でも購入できる。行けるか行けないかわからないというときに,これはありがたい。行けるとわかってからでも購入できるからだ(完売になっていて買えないこともあるかもしれないけど)。
 というわけだから,ぼくは電子チケット推しだ。

● 日本大学管弦楽団の演奏を聴くのは,今回が初めて。たまたま100回という節目の演奏会に立ち会えることになった。
 曲目は次のとおり。指揮は佐藤雄一さん。この楽団の常任指揮者を務めている若い人。
 シベリウス 交響詩「フィンランディア」
 スメタナ 連作交響詩「我が祖国」より “モルダウ”
 チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ長調

​​● チャイコフスキーの5番では木管のレベルの高さを感じた。特にオーボエの女性が全体を締めてるなと感じながら聴いていた。配置図が配られたので,あとで確認したところ,彼女は賛助出演者。
 第2楽章のホルンのソロは難しいんでしょうねぇ。どうやればいいのか悩みもするでしょ。危なげなく危なっかしく吹けと言われても,雲を掴むような話だ。

● 日大といえば,日本一のマンモス大学。団員はしかし,100名程度であるらしい。マンモス大学といっても,キャンパスは広範囲に散らばっている。三崎町にドンとまとまってあるわけではないから,団員の数もそんなに多くはならないのでしょう。
 日大には芸術学部もある。日芸といえば相当な知名度を誇る。音楽学科もある。が,プログラム冊子に載っている団員名簿を見ると,芸術学部の学生は2人しかいない。いや,2人もいるというべきか。音楽学科ではないかもしれない。

​● 首都圏の大学オケはインカレ団体の場合が多い。他大学の学生も加わっている。が,この楽団には他大学の学生はいない。日大純正。珍しい。
 が,OB・OGの他に賛助出演者が多いのだが,賛助という名前を与えているだけで,実際には団員と同じ活動をしている他大学の学生なのかもしれない,と思わないでもない。

● コロナが収まったわけではないし,月曜日の午後6時からとあっては,観客の入りも限られる。勤勉に働いている人,つまり大人の大半は来ることができない。専業主婦だってこの時間帯は夕食の準備で忙しいはずだ。
 大学生は冬休みに入っているのだろうが,バイトで忙しかったりするだろう。来れるのは,ぼくのような毎日が日曜日のロートルだけかもしれない。
 というわけで,ミューザの客席もけっこうな余裕があった。こちらとしてはその方がありがたいのだけど。

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