2020年1月30日木曜日

2020.01.26 ザ・シンフォニカ 第67回定期演奏会

すみだトリフォニーホール 大ホール

● ザ・シンフォニカの定演。第66回に次いで,今回が2度目の拝聴。アマオケではトップクラスの技量を誇る。ここまでは一度聴いてわかっている。
 開演は午後2時。当日券(2,500円)を買って入場。曲目は次のとおり。
 ラヴェル 道化師の朝の歌
 プーランク 「モデルは動物たち」組曲
 プロコフィエフ 交響曲第5番 変ロ長調

● 指揮は矢崎彦太郎さん。上智の数学科を出ている。数学頭(数学的なセンス)を持っているのは,指揮や作曲をするうえで相当な武器になるのではないかと思うが,漠然とした推測にすぎない。算数頭しかないぼくには,ここを明瞭にイメージするのは不可能だ。
 にしても,だ。医者を捨てて音楽の道を選ぶとか,数学科を出ているとか,理系と音楽は相性がいいようだ。作曲家の中にもいたよね,たとえば本業は化学者だったっていう人。

● 初っ端の「道化師の朝の歌」から吸引力がすごい。この曲,元々はピアノ曲だが,ラヴェル自身が管弦楽版を編曲した。やっぱり管弦楽版の方が面白いですかねぇ。CDをちゃんと聴いてみよう。
 コンミスの堂々たるコンミスぶりが目を引く。大仰という意味ではなく,自然にコンミスをしているんだけれども,何なんでしょ,この存在感。

● 「モデルは動物たち」にはナレーションが入る。中井美穂さんが担当。これでよく歩けるものだと思えるピンヒールで登場。
 ナレーションを入れるところは矢崎さんが細かく指示していたけれども,おそらくその必要もなかったろう。さすがの安定感を漂わせていた。
 プーランクのこの曲はCDも持っていない。この曲のCDがあるのかどうかもぼくは知らない(あるんでしょうね)。

● プロコフィエフの5番。プロコフィエフって,ぼくにはよくわからない作曲家のひとり。
 なぜわからないかといえば,あまり聴かないからというのが理由のひとつだ。つまり,わかりたいとあまり思っていないのだろうな。かくてはならじ。だが,たぶん,このままスルスルと時間が過ぎて,よくわからないままぼくはこの世を去ることになると思うなぁ。

● 何度か指揮者として拝見したことがある内藤佳有さんがピアノを担当していた。
 彼もまた理系からの転身組ではなかったか。この楽団の団員でもあるんだろうか。

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