2020年2月27日木曜日

2020.02.22 グース室内楽団 第2回コンサート

ティアラこうとう 小ホール

● 今日はダブルヘッダー。宿泊しているホテルから地下鉄1本で行けるので。開演は19:15。当日券(1,000円)で入場。
 ちょうどホールに着いたときに雨が降り始め,終演したときにはその雨があがっていた。何だかラッキーだね。

● 奏者の個人名はチケットに印刷されているが,ホルンは山口由裕さんの都合が悪くなったらしく,瀬間口涼さんに変更。グース室内楽団というのは,グースフィルハーモニーの木管メンバー。
 では,グースフィルハーモニーとはというと,「2014年9月,渡りの習性のある雁(Goose)のように各地でエキストラ活動をしていた奏者を集めて結成されたオーケストラ」であるらしい。わかったような,まるでわからんような。

● 学生ではないと思うけれども,だいぶ若い。だから,といっていいのかどうか,勢いを感じた。技術もさることながら,鮮度が高いという感じ。
 曲紹介のトークから察するに,頭も良い人たちのようだ。

● 曲目は次のとおり。
 ダンツィ 木管五重奏曲 ヘ長調
 ベートーヴェン ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調
 ファランク 六重奏曲 ハ短調
 プーランク 六重奏曲

● いずれも大曲かと思われたが,4つ聴いて,どれが一番いいかというと,やはりベートーヴェンということになる。調べに馴染みがある。ベートーヴェンだとわかる。そこのところで“いい”と思ってしまうのだ。
 どういうものでしょう。ベートーヴェンだからいいと言っているようなものだよねぇ。われながら,何だかなぁ。

● ぼく程度の聴き手は,CDでこういう曲を聴くことがない。それ以前にベートーヴェンを除いて,CDを持っていない。だから,こういう機会がないとたぶん聴かないで終わるのだ。
 で,これを機にCDを揃えるところまでは行くのだけれど,そのCDを実際に聴くかというと,怪しいものだ。最近は,自分に適切な見切りをつけることができるようになった。

● 去年あたりから,弦楽四重奏曲をちゃんと聴けるようになりたいと思って,生もそうだけれども,CDでも聴くようにしている。最近だと3日間かけて,モーツァルトの1番と14~23番を聴いた。
 でも,どうも弦楽四重奏曲においてはモーツァルトが稀薄のような気がする。聴いていてあまり楽しくないのはどうしたことだろう。
 じつは,ベートーヴェンの弦楽四重奏曲でも同じなので,つまるところ,自分は相当に重度な耳音痴なのではないかと思っているのだ。

● その弦楽四重奏曲に比べると,木管五重奏曲は耳がはじかないで受け容れているように感じられる。とっつきやすいというか。捕まえどころがあるというか。
 ダンツィもファランクもプーランクもそうだ。やはりここはCDを手当して,実際に聴いてみるところまで行きたいものだな。

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