2019年5月6日月曜日

2019.05.04 宇都宮北高等学校吹奏楽部 第33回定期演奏会

宇都宮市文化会館 大ホール

● 第30回までは5連連続で拝聴していたが,2年ほど間が空き,今回,6回目の拝聴となった。以前と変わったのは,開場前の長い行列がなくなったこと。それから,部員数がかなり少なくなっていること。
 その変わり方はかなり意外だった。ひょっとすると,雌伏の時期に入っているのかもしれない。
 開演は午後1時30分。チケットは自由席なら800円。事前に買っておいた。

● 曲目は次のとおり。
 オッフェンバック 喜歌劇「天国と地獄」序曲
 J.マッキー シェルタリング・スカイ
 長生 淳 昂揚の漣

 星出尚志編 Dancig Queen
 郷間幹男編 The Rose
 佐橋俊彦編 ディープ・パープル メドレー
 M.Jackson&L.Richie We Are The World

 H.Arien 「オズの魔法使い」より

● 「天国と地獄」を聴いて,端正な演奏だと思った。“3時のおやつは文明堂”になっても走りすぎなんてことはあるはずもなく,端正さを保ったまま終演。
 演奏に艶もあるし,活性度も高そうだ。つまり,以前と変わっていないように思えたのだが。

● 第2部では「Dancig Queen」が最も印象に残った。「世界中で大ヒット」したらしいんだけど,そのあたりの事情にはどうも疎くていけない。
 ジャズっぽさもあって,伸びやかで,しっとりとしてもいる。

● 「オズの魔法使い」はミュージカル仕立てなのだが,この高校の特徴はセリフがないこと。表現はパントマイムとダンスと演者が自ら楽器を演奏することによって行う(これがほんとのレチタティーボ?)。
 楽器の演奏は本職(?)だから達者なものだ。課題はダンスにあったような気がする。が,今回はこのダンスが見応えのあるものだった。かなり練習した?
 ダンスのシーンは主役のドロシーに集まるわけで,少女が淑女っぽくふるまう仕草,たとえばスカートの裾をちょっと持ちあげる仕草,も含めて,ドロシーを演じた生徒はかなりの健闘。

宇都宮市文化会館
● ところで,今回,司会を担当したのは小平桃歌さん。吹奏楽部OGとのことなのだが,思いだした。
 第29回のときにパンフレットで「口を開くと見た目を裏切るアナウンサーのようなvoiceが飛び出します」とからかわれていた人だ。その声を聞く機会もあった。MCを務めたんだっけか。
 なるほど,そっちの才能を活かす仕事についたのか。あのときの女子高校生がこういうレディになるわけか。今だとまったく見た目を裏切らない。

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