約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2010年8月31日火曜日
2010.08.25 間奏15:残暑見舞い
● 音楽のコンサート熱は冷めていない。今年は大小とりまぜて,すでに32回のコンサートに出かけている。メインはオーケストラだ。去年1年間で自分が聴きたいのはやはりオーケストラなのだとわかった。
見事に溶けあった管弦楽の音の連続は,他にたとえようがないほどに美しい。ぼくは絵画や陶芸や彫刻や書の美というものを未だに解くことができないでいるけれど,音楽の美しさというのは,そんなぼくの中にも向こうから入りこんできてくれる。
その演奏会から自分が何を受け取れるかあるいは受け取れないか,それを事前に予測することはできない。だからこそワクワクもするのだし,出かける甲斐もあるのだ。
● 東京に出かける回数も増えた。コンサートもだけど,5月には東大の五月祭に行ってきた。9月には3~5日に芸大の藝祭がある。昨年は行けなかったけど,今年は3日間とも日参するつもりでいる。オーケストラや室内楽はもちろん,邦楽と日本舞踊が楽しみ。若い女性の舞踊,しかも高水準の,を見られるのは,この藝祭くらいかもしれないからねぇ。
● というような状況です。けっこう元気にやってますよ。
まだ熱中症で亡くなる人がいる。水分をこまめに補給しろとか,外に出るときは帽子をかぶれとか,色々言われるけれども,ぼくは,体力維持のためと称して食べたくもないのに無理に食べるのが一番身体に良くないような気がしている。暑いときは暑いなりの過ごし方がある。つまらない無理をしないことだと思う。
今年の夏はたしかに異常だけれど,この異常がこれからは普通になるのかもしれないという気もするね。ヒートアイランド現象と言われるけれど,日本列島は北海道を除いて亜熱帯になったと思えば,今起きている事象のかなりの部分が腑に落ちるのではないかと思っている。
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