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2016年2月10日水曜日

2016.02.07 Ren&倉沢大樹 バレンタインコンサート

さくら市氏家公民館

● さくら市の主催。開演は午後2時。入場無料。Renさんのケーナ,倉沢さんのエレクトーン(とピアノ)。
 倉沢さんは宇都宮市の出身。この世界では知らない人はいないほどの存在だろう。
 Renさんは足利市の出身。5歳からピアノを始めていたんですね。大学時代にケーナに魅せられたと,配られたチラシの「プロフィール」に紹介があった。

● MCは主にRenさんが担当。彼,ケーナを吹くだけではなく,製造販売もしているらしい。鹿児島まで竹を取りに行った話もしていた。
 大きさが違ういくつものケーナがある。当然,小さいものほど高い音が出るわけだけど,こんな高音まで出るのかと驚くことが何度かあった。

● 「コンドルは飛んでいく」から始まった。ケーナ曲の定番といっていいのだろう。
 ピアソラの「リベルタンゴ」をケーナで聴けるとは思わなかった。たぶん,これが最初で最後になるのではないかと思う。ぼく的には美味しかった気分。

● 後半では,Renさんや倉沢さんのオリジナル曲も披露された。
 倉沢さん単独で演奏したのは「Sing, Sing, Sing」。元々は,トロンボーンとトランペット,サクソフォン,ドラムスで演奏される曲。何で演奏されようが,エレクトーンでできないものはないんでしょうね。
 できないものはないんだとしても,どの程度にできるかは,奏者によるのでしょう。そこは名手,倉沢さんの演奏だからね。

● ただ,スピーカーのひとつから音が出ていなかったらしい。ステージからも「業務連絡」を出していたんだけど,コントローラーの調子が悪かったんだろうか。
 ただ,ぼくなんかが聴く分には,どのスピーカーの音が出ていないんだかわからないわけですよ。ダメな聴き手ってことになりますか。

● アンコールは「浪花節だよ人生は」。客席を乗せたいってことなんでしょうね。客席サービスということ。
 そうしたサービスには気持ちよく乗ることが大事。ただし,それができる日本人はそんなに多くないかもしれない。特に男性。

2012年3月31日土曜日

2012.03.20 第15回少年の自立を支える会コンサート


宇都宮市文化会館大ホール

● 20日(春分の日)は宇都宮市文化会館で「青少年の自立を支える会」のチャリティーコンサート。チケットの売上げは,寄る辺ない青少年のためのグループホームである「星の家」の運営費に充てられる。
 ステージに立つのは倉沢大樹(エレクトーン,ピアノ),島田絵理(フルート),浅香薫子(ボーカル)の3人。昨年は東日本大震災のために中止になったが,倉沢さんは10年連続でこのチャリティーに参加(無料出演)。あとのふたりもずっとこのコンサートを支えてきた。しかし,10年を機に3人とも退くことにしたようだ。ファイナルコンサートと銘打っての開催となった。

● 終了後,3人への感謝状の贈呈式などのセレモニーが行われた。お客さんも同じ気持ちで拍手を送った。
 倉沢さんは,自分もこのコンサートで学ぶものが多くあったと語っていたが,おそらくいろんな試みをこのコンサートでは行ったはずで,自分を成長させる糧にしていたのだろうね。一所懸命だったから学びもあったのだろうね。ぼくは今回が2回目なので,過去の様子はわからないのだが。

● 誰でもできるってことじゃないからねぇ。文化会館小ホール→教育会館→総合文化センター→文化会館大ホールと,だんだん大きなホールで開催するようになった。それだけの人が集まるわけで,集められるだけのステージを作れる力量の持ち主ってことだもんね。
 頭が下がる。評論家には誰でもなれるけれども,実際にできる人は滅多にいないものだろう。

● お客さんにしたって,チャリティーだからチケットを買うのではない。千円(以上)の価値があると思うから,チケットを買って会場に足を運ぶのだ。少なくともぼくはそうで,島田絵理さんのフルートをまた聴きたくてやってきた。
 その思いは充分に満たされた。倉沢さんのエレクトーンと共演した「カルメン幻想曲」。「カルメン幻想曲」ってサラサーテが作曲したヴァイオリン曲しか知らなかったんだけども,それとは別にフランソワ・ボルヌという人が,ビゼーの「カルメン」の旋律をフルート用に編曲したものがあるんだそうですね。

2010年3月31日水曜日

2010.03.13 第13回青少年の自立を考える会コンサート

宇都宮市文化会館大ホール

● 3月は13日(土)から。17時から宇都宮市文化会館で「青少年の自立を支える会コンサート」というのがあった。自立援助ホーム「星の家」を運営しているNPOが主催するコンサートで,今年で13回目になる。
 出演者はボランティア,無料で出ているそうだ。チケットは千円。会場使用料を差し引いた額が,NPOの活動に使われるのだろう。チャリティーコンサートである。

● ぼくがこのコンサートに行ったのは,出演者の中にAKIRA氏がいたからだ。彼の『アジアに落ちて』を読んで以来,ぼくの中では気になる人のひとりなのだ。
 AKIRA氏は「星の家」に入居している子供たちと同じような境遇で育ったらしい。若いときに奨学金を得て,アメリカに渡った。世界を放浪して,その一部が『アジアに落ちて』にまとめられている。音楽(作詞作曲,ボーカル)のほかに絵画や彫刻,小説など,いろんな分野で作品を作り続けている。マルチアーティストってことになりますか。
 しかし,CDがミリオンセラーになるわけでなし,ベストセラー作家になるほど小説が売れるわけでなし,生活は楽ではない。そのあたりはホームページで面白おかしく書いている。日光の産で,現在も日光市在住。

● コンサートは2部構成になっていて,第1部がそのAKIRA氏のライブ。渡辺真理さん(宇都宮出身。海星女子学院を卒業してすぐにピアノで食べる道に進んだようだ。何度もAKIRA氏と一緒にライブをやっているらしい)がピアノで伴奏を務めた。
 初めてAKIRA氏の謦咳に接したわけだけど,フォークシンガーってことになるんでしょうね。
 声が特にいいとも思えず,歌が抜きんでて上手いわけでもなかった。これではメジャーにはなり得ないし,そんなことは本人もよくわかっているだろう。自分の行く方向はそんなところじゃない,と。

● 第2部は倉沢大樹(エレクトーン・ピアノ),島田絵里(フルート),浅香薫子(ソプラノ)によるセッション。ジブリメドレー,映画音楽(卒業,ひまわり,など),ジャズ,ポップス(さだまさしの曲をいくつか。倉沢氏がさだのファンであるらしい)など。
 この3人には共通点があって,3人とも宇都宮出身で,宇短大附属高校・宇短大で音楽を専攻していること。
 まとめ役は最も若い倉沢氏。エレクトーンの国際コンクールでの優勝経験がある。長野五輪の表彰式の音楽はすべて若き倉沢氏が差配したそうだ。
 しかし,最も印象に残ったのは島田さんのフルート。ずっと聴いていたいと思わせる確かな技術とホスピタリティー。ステージ映えする細身の身体もポイントが高い。見映えは大事だ。普段はジャズを演奏することが多いそうだ。

● 要するに,クラシックの演奏会ではなかった。観客もクラシックの演奏会とは様相が違っていた。演奏が始まってからケータイが鳴ったのみならず,そのまま話をしていた人がいたくらいだ。乳児の泣き声も何度も聞こえてきたが,「3歳未満のお子さまは入場をご遠慮ください」という規制はそもそもなかった。
 じっとおとなしく聴いているのではなくて,手拍子を打ったり,一緒に口ずさんだりと,自ら参加せねばならぬ機会も多かった。で,そうなると自分はまったくダメなのだった。ここは女子供の方がしなやかに対応しますね。中年を過ぎた男どもは体を固くしていたに違いない。

● 座席の埋まり具合は5割程度だったか。チケットは千円だから(これで千円ならばだいぶお得だと思う),2千人の座席が満席になってくれれば,百万円の収入像になる。ぼくは島田さんのフルートを聴くために,来年もまた来るけれど。