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2019年1月15日火曜日

2019.01.05 JR東日本交響楽団 第27回定期演奏会

すみだトリフォニーホール 大ホール

● 今年の聴き初めはこの楽団の定期演奏会になった。2011年以来,3回目の拝聴になる。
 今日は東京のロイヤルパークホテルに泊まる。ので,ならば東京でやっている演奏会はないかと“オケ専”の“演奏会カレンダー”を確認したところ,これを発見したというわけだった。
 錦糸町からなら地下鉄1本でホテルに入れるから好都合だ。という,不純な動機で出かけたもの。ぶっちゃけ,偶然というか。

● 開演は13時30分開演。入場無料。
 ただし,整理券が必要だとある。当日,残席があれば12時から会場で配布するとあった。ので,12時前に開場着。無事,整理券をゲット。
 それをするなら有料のチケット制にしてしまえばいいのにとも思うんだけど,そのあたりはいろんな事情があるに違いない。運営側が最善解を求めて試行錯誤しているのだろう。

● 曲目は次のとおり。指揮は小泉智彦さん。
 ムソルグスキー 交響詩「禿山の一夜」
 ベートーヴェン 交響曲第8番 ヘ長調
 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調
 呆れるほどの超ヘビー級。あまり無理するなと言いたくなった。

● それにこうも思う。まだ松の内が明けていないのに,コンサートをやるというのは,正月をつぶすということでもあるだろう。そこまでせんでも,という。
 実際のところは,松の内などという概念(?)はとっくに過去のものになっているだろうし,正月は休むものというのもどこの国の話だとなっている。コンビニのすべてとスーパーのほとんどは,元日だって休まないのだから。
 それより何より,JRは凡盆も正月も無関係な事業体だ。というより,この時期はかき入れ時だ。 
 だから,「そこまでせんでも」というのは,かなり時代がかった感想なのではある。

● 大晦日に「ベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会2018」を聴いていて,さすがにその印象がまだ冷めやらない。
 比較するものではないし,比較してはいけないものだ,ということはわかっている。わかっているんだけれども,脳が勝手に対比する作業を始めてしまう。

● 逆に,ショスタコーヴィチは比較対象がないので没入することができた。
 何が言いたいのかというと,前に聴いた演奏会は速やかに忘れるべし。

● 場内はほぼ満席に近い状態。休憩時間に他のお客さんの話を聞いていたら,今日はここの他には葛飾でチャイコフスキーの演奏会があるだけらしかった。
 本当にその2つだけなのかどうかは知らないけれども,クラシック音楽なら何でもいいから聴きたいというお客さんがドッと集まった,ということはあるのかもしれない。

● で,客席を見ていて,最近感じることがある。こういうのって若よりも老が多いのは人口構成と身辺状況の然らしめるところだとしても,老の中の男女比に変化が見られる。つまり,男性が増えてきたような気がする。
 ひとりで来ている爺さんが多くなった。ぼくもその中のひとりなのだけども,その理由を測りかねている。

● コンサートにしろ観劇にしろ,外に出るのはもっぱら女性だと決めつけていたんだけどねぇ。男性も外に出るようになってきたんだろうかねぇ。
 オーケストラの演奏は,その契機として恰好なのだろうか。座っていればいいんだから。音が勝手に客席に飛びこんでくるんだから。文化・教養なるものに触れているという満足感もそこそこ与えてくれるだろう。

● しかも,日本はアマチュアオーケストラが多いから,無料か安い料金で生演奏を聴くことができる。
 そして,ここが大事なところだけれども,安かろう悪かろうというのは数からいえば少ない。多くは聴くに値する演奏を提供している。

2011年1月31日月曜日

2011.01.15 JR東日本交響楽団第19回定期演奏会


杉並公会堂大ホール

● 15日,今年初めてのコンサートに行ってきた。JR東日本交響楽団の定期演奏会。開演は14時。

● オーケストラの演奏会を聴きに県外まで出るのは,今年はこれが最初で最後の予定。昨年は,東大や芸大の学園祭も含めて,けっこう東京に出かけていたんだけど,今年は基本的に県内限定で行く。

● 理由はいくつかあって,まず,ヨメがあまりいい顔をしないことね。ダメだとは言わないけれども,遊べる人はいいわねぇと皮肉を投げてくることがあるんですな。少ないこづかいをヤリクリして行くわけだから,皮肉を言われる筋合いはないと思うんだけども,ヨメとすれば,休日は家族で過ごすものと固く思っているのだろう。

● 第二は,ぼくのケチな貧乏性。チケットよりもはるかに高い電車賃をかけたんじゃもったいないっていう気持ちが出てきたんですな。そういうことじゃないと思うんだけどねぇ,われながら。

● 第三は,栃響,真岡市民交響楽団,那須フィルハーモニー管弦楽団など,地元の楽団で充分じゃないかと思えてきたこと。宇大管弦楽団もあるし。
 たしかに,アマオケであっても,東大フォイヤーベルク管弦楽団やユーゲント・フィルハーモニカーなど,巧いなぁと思わされた楽団があった。しかし,その演奏会から得られるものの大小は技術の巧拙とは必ずしも比例しないわけで。

● 第四は,大学祭では自分が招かれざる客であることを痛感したこと。行ってはいけないってことはないにしても,わざわざ居心地の悪いところへ行かなくてもいいやね。若者の聖域にしておいてあげた方がいい。また,学園祭での演奏は,力の入り方が定期演奏会とは違うわけで,居心地の悪さを補ってあまりあるほどのものではない。

● 東京に出るときは駅前の金券屋で切符(回数券のバラ売り)を買うんだけど(駅の券売機で買うより120円安い),今回は宇都宮駅で「都区内・りんかいフリーきっぷ」(3,790円)を買った。荻窪と川崎が目的地になるんだけど,この切符のフリー区間,西は蒲田まであるんですね。京浜東北線で蒲田の次が川崎。そのひと駅分の切符を買えばいいのだ。金券屋で山手線内までの切符を買うより安くなるはず。しかも,乗り降り自由だ。
 去年までは,この時期は「青春18きっぷ」が使えた。今年は使用期間が短くなって,10日までしか使えない。

● ぼく自身がここまで来るのにJRに連れてきてもらっている。JRに休みはない。ステージで演奏している人たちの中に青森車掌区や大宮機関区の現場社員がいるとは考えにくい。大方は本社内勤の社員たちだろう。
 客席はほぼ満席状態。9割以上の座席が埋まっていたと思う。昨年は空いていたんだけどね。

● 曲目はコープランド「エル・サロン・メヒコ」,ガーシュイン「ピアノ協奏曲 ヘ調」,ベートーベン「交響曲第3番 英雄」。
 ソリスト(ピアノ)は中野孝紀氏。芸大院からベルリン国立芸術大学に留学。現在は東京学芸大学の准教授も務める。
 指揮者はこの楽団の常任指揮者になっている小泉智彦氏。

2010年1月31日日曜日

2010.01.23 JR東日本交響楽団第18回定期演奏会


杉並公会堂大ホール

● 詳細は略すけれど,じつはわが家は,今,大変だ。しかし,そこをついて23日に出かけてしまいました。しかも,東京。
 14時からJR東日本交響楽団の第18回定期演奏会。杉並公会堂大ホールで,曲目はモーツァルト「交響曲第38番ニ長調 プラハ」,ショスタコーヴィチ「交響曲第9番編ホ長調」,ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調」。

● 団員が着席して,指揮者の登場を待つわずかの時間がいいですね。凛とした緊張感がステージを覆う。この瞬間が好きで,自分はここまで来たのだと思うほどだ。

● ショスタコーヴィチの交響曲第9番は聴いたことがなかった。
 プログラムの解説によると,当時の権力者スターリンを称えるような勇壮な曲にするよう,共産党は望んだらしい。9番といえば誰もがベートーヴェンを連想する。その9番を冠するのだから,それにふさわしい内容をと,ショスタコーヴィチもいったんは考えた。のだけれども,できあがったのは軽妙洒脱な曲で,スターリンを激怒させた。
 ショスタコーヴィチは何を考えていたのか。権力者を掌で転がしてやろうなどと思っていたわけではあるまい。しかし,できあがったこの楽曲は彼の会心の作とは言えないように思われる。

● ドヴォルザークの8番をライブで聴くのは4回目になる。前回の鹿沼フィルの演奏以来,ぼくのお気に入りのひとつになって,何度もCDで聴いている。すっかりお馴染みの曲になった。

● 企業オケの演奏会は初めてだった。この楽団はJR東日本の社員だけでなく,その家族や関係者も団員になっているそうだ。客席も団員の家族が多いのかもしれない。
 乳幼児を連れた女性が多かった。演奏中に泣き出す子もいたり,演奏中に入ってくる人が少なくなかった。入場無料なのもその一因を作っているかもしれない。
 が,親睦会の行事なのだと思えば,これは受忍限度の範囲内。すべての演奏会に一律のものさしをあてるのは,そもそもが間違っているに違いない。

●1ヶ月ぶりの管弦楽,充分に満足。