こと時期の風物詩と言えば言える。もっと北ではもっと強い風が吹いているかもしれない。
● そんな中を東京まで出ていったのは,東大オケの定演があったからね。よほどのことがない限りは聴いておきたい楽団のひとつでしょ。
開演は13時30分。チケットは2,000円。TEKET で購入。TEKET が普及してほんとに便利になった。ちょっと前までは,メールでのやり取りなんかをしてたんですよ。
● プログラムはオール・ロシア。何かと世界を騒がさているロシアだけれども,それはそれ,これはこれ。指揮は田代俊文さん。
グラズノフ 祝典序曲
プロコフィエフ 交響曲第1番「古典」
ラフマニノフ 交響曲第2番
● 生演奏がいいのはCDでは決して味わい得ない音量と音圧を感じることができることと,視覚情報があることだ。演奏している様をリアルタイムで見ることができること。
その視覚を満足させるのに,この楽団の右に出るところはそうそうないのではないかと思っている。ピンと張りつめた緊張,過ぎない躍動,没頭している様。
● いずれも間然するところのない見事な演奏。結果を出してくる楽団だ。
音大ではない一般大学の学生がここまでできることに驚く。何度も驚いているのだが,この驚きは何度味わっても新鮮だ。
● プログラム冊子も学術書かと見紛うほどに硬派なもの。これを読み通せる人がいるんだろうか。
恥ずかしながら,ぼくは読み通せたことがない。脚注まであって,まるで論文を読んでいるような気分になる。
三鷹駅構内の「いろり庵きらく」に避難して,天ぷらそば。590円。よくこの価格で抑えているとは思うんですけどね,この3年間でずいぶん高くなったねぇ。
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