2012.03.03 狂言(大蔵流山本会)公演
さくら市氏家公民館
● 昨年の2月5日に続いて,今年(3月3日)もさくら市の氏家公民館で狂言(大蔵流山本会)の公演があった。
公演は2番。「素袍落」と「蝸牛」。その後,山本会の総帥である山本東次郎氏の講話があった。昨年も同じ話を聞いているはずなのだが,今回の方が熱心に聞けた。芸に関しては当然厳しいのだろうし,不合理な習慣も多々残っている世界だろうし,偏屈なところもある人なのかもしれないが,少なくとも観客に対するときはしごく穏やかな人。サービス精神も十全に発揮していた。一芸を極めた人はこうなのかとほれぼれした。
● 歌舞伎のように大がかりな舞台設えもないし,登場人物も少ないから,その分費用も安くつくのだろうが,これを無料で開催してくれるさくら市に感謝。いい気分で帰ることができた。これだけでもありがたいものだ。
能も一度鑑賞してみたいという欲も出てきた。事前に知識を入れないで,まず鑑賞したい。
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