● 14日は午後7時から総合文化センターのメインホールで「NHKミヤ・ジャズPREMIUM」。NHK宇都宮放送局の主催。NHKが4月から栃木県域テレビ放送を開始するのを記念して開催したもので,入場は無料。
その県域テレビで放送するので,テレビカメラが入った。公開録画。
● 出演者がすごい。まず,渡辺貞夫クインテット。
ナベサダについてはぼくがどうこう言うまでもない。宇都宮が生んだ日本の誇りとでもいうしかないジャズミュージシャンだ。1933年の生まれだそうだから,もうすぐ80歳になるわけだ。司会者の紹介によれば,今日まで九州で公演して宇都宮まで移動,そして夜もこうして公演。信じられるか,諸君。ぼくには信じられない。信じられないんだけども,でもその人が目の前のステージで躍動している。この若々しさと活力は何ごとか。ルール違反ではないか。
● ほかに,クラリネットの花岡詠二さん,ピアノの前田憲男さん,ヴォーカルの五十嵐はるみさん,それから,野口久和ザ・ビッグバンド。
このメンバーのジャズコンサートが無料ですよ。
と,わかったふうに書いているけど,ぼくはジャズにはまったく疎い。花岡さんも前田さんも五十嵐さんも野口さんも,昨日まではまったく知らなかったくらいだから。猫に小判とはこのことだね。
● コンサートは二部構成。第一部は渡辺貞夫クインテットの単独演奏と,そこに少女合唱団(上三川少年少女合唱団&横川中学校合唱部)とやはり少年少女のタイコ隊(エスコーラ・ジャフロ)が参加しての演奏。
エスコーラ・ジャフロに目を見張った。子どもたちでも(子どもたちだからか)ここまでできるんだねぇ。しかも,楽しそうにやっている。客席を魅了するに充分。
第二部は,野口久和ザ・ビッグバンドを核に,花岡さん,前田さん,五十嵐さんが参加。地元のアマチュアバンドであるスウィンギング・ハード・オーケストラが前座を務めた。
● お客さんの平均年齢が高かった。オバチャンたちが多かった。ジャズファンっていうと,立ちあがって頭の上で手を打ちながら踊っているというイメージがあるんだけど,そういうものでもないのか。
● スウィングしながら聴くといいのだと五十嵐さんに教えてもらったが,回りを気にしてしまうのが良くも悪くも日本人の常ですよね。ステージと自分だけの世界を作ってしまえばいいのだけれど,これがなかなかできない(少なくともぼくはそう)。
唯一,残念だったのは割りあてられた座席が実質4階席だったこと。が,これは仕方がない。ここに文句をつけるわけにはいかない。
0 件のコメント:
コメントを投稿