2011年12月31日土曜日

2011.12.23 古河フィルハーモニー管弦楽団第6回定期演奏会

小山市立文化センター大ホール

● 23日(金)は小山市立文化センターで古河フィルの定期演奏会(チケットは千円)。昨年の春から年に2回の定期演奏会を楽しみにしている。とても真面目な楽団という印象を持っている。指揮者の高山健児さん(読売交響楽団のコントラバス奏者)の性格が反映されているのだろうと思っている。

 3月の震災で多くの楽団がコンサートを中止にしたけれど,ここだけは4月に予定どおり開催した。的確な判断だったと思うし(無難に流れれば中止したところだろう),それがとてもありがたくもあった。わずかながら義捐金も出せたし。
 というわけで,ぼくとしては真岡市民交響楽団に次いでシンパシーを抱いているアマチュアオーケストラである。

● 曲目はベートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ長調とベルリオーズの幻想交響曲。ソリスト(ヴァイオリン)は小森谷巧さん。読売交響楽団のコンサートマスターを務めている。指揮者の高山さんが引っぱってきたわけだろう。ちなみに,小森谷さん,古河市出身とのこと。

● このヴァイオリン協奏曲は11月の末に宇都宮シンフォニーオーケストラの演奏で聴いたばかりだけれども,玄人受けする曲なのかもしれない。つまり,ぼくにはいまいちピンと来ないのだね。
 幻想交響曲はCDで聴こうと試みたことはあるんだけれども,その都度,途中でやめてしまっていた。最後まで聴き通せたのは,CDも含めて今回が初めて。否応なしに聴くしかないというのも,ライブのいいところ。

● 曲の意図するところをパネルで表示するというサービスが付いた。うるさいようなありがたいような。教えてもらわないとわかりようがない場面転換が続くんだけれども,作曲家の意図とは無関係に,自分のイマジネーションで楽しみたいってのもあるだろう。作者に縛られたくないっていうね。
 でも,まぁ,ぼくのような初心者にはありがたい方が勝るだろうね。

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