約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2011年12月31日土曜日
2011.12.18 宇都宮大学管弦楽団第72回定期演奏会
宇都宮市文化会館大ホール
● 18日(日)は文化会館で宇大管弦楽団の定期演奏会。同じ日に栃響の「第九」が総合文化センターであったのだが,これは最初から宇大に行くことに決めていた。
総合文化センターの「第九」と競合するわけだから,お客さんは少ないだろうなぁと思ったのだが,そうでもなかった。2階席は空きが目立ったが,1階席はちゃんと埋まっていた。
でも,できれば1日前にして欲しかったなぁ。そうすれば両方聴けたのに(昨年はそうだった)。地方では1回の比重が大きいからね。
● 以前の宇大管弦楽団のサイトでは,百名超の部員を抱えている宇大最大のサークルだと自己紹介していた。現在は80人になっているらしい。今回の演奏ではOB・OGの賛助がけっこう多かった。
● 曲目は次の3曲。
ボロディン 歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
エルガー チェロ協奏曲 ホ短調
ドヴォルザーク 交響曲第5番 ヘ長調
● ソリスト(チェロ)は遠藤真理さん。指揮は曽我大介さん。
昨年3月に文京シビックホールで,ユーゲント・フィルハーモニカーの演奏を聴いて巧いなぁと感じいったものだった。そのときの指揮者が曽我さんだったような気がする。
気がしていたのだが,当日,実物を拝見したら,どうも見覚えがない。どうやらぼくの記憶違いらしい。こういうことはしばしば起きる。人の記憶なんてあてにならない。
● 満足できる演奏会だった。ドヴォルザークの5番はそんなに聴ける機会はない。
次回は来年の七夕の日。シューマンの第1番をやるらしい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿