栃木県総合文化センター メインホール
● 夕刻から雨になった。宇都宮は大雨で地すべりが発生し,家屋が流される被害が出ている。先日のことだ。幸いなことに,空き家だったらしいんだけど。夕方から降りだすパターンが続いている。
始まる前に何か食べておきたかったんだけど,館内のレストランは貸切りだという。この雨じゃ,身動きが取れない。ちなみに,傘は持ってきていない。なぜなら,第一に午前中は降っていなかったからであり,第二に傘は嫌いだからである。
館内にグリコのバタープリッツと菓子パンを売る自販機があったので,菓子パンをひとつ食べた。140円。
ともあれ,2回目の開演は午後6時。
● 4番と3番。CDでは4番と9番はカラヤン&ベルリン・フィルで聴いている。どういうわけか,4番を聴いている最中に,カラヤンのCDの音が頭の中でビンビン鳴った。ステージから届く音がカラヤンにそっくりだというわけではない。そういうわけじゃない。第一,CDと生なんだから,そっくりになるわけがない。
どういうわけのものだろう。何の脈絡もないんだけど。
● シャンバダール先生,タクトを持たなくても,っていうか腕を振らなくても,表情だけで指揮できるのではあるまいか。ときどき指揮中の横顔が見える瞬間があったんだけど,そんな印象を持たせるものだった。
なんだか,この人,何から何まで絵になるな。団員にとっては怖い人なのか。それとも,気のいいオッチャン的な親しみやすい人なのか。怖い人なんだろうな。
● 3番でも依然,香気がたちこめている印象。香りたつ。あれやこれや,小賢しいことを考えずにすむ。
聴いてりゃいいんだから。っていうか,聴く以外に何もさせてもらえないんだから。
● トルコ顔のフルートの一番奏者が印象に残った。何ていうんだろうなぁ。なめらか? 幽玄? なめらかでもあり幽玄でもあるんだけど,それだとちょっと的をはずした言い方か。自由闊達? 心の欲する所に従って矩を踰えず?
こんなフルートを聴いたことがあったろうか。明日はこのフルートで7番を聴けるのか。明日,早く来い。
● ここでもアンコールが2曲。グリーグの「ペール・ギュント」から「朝」。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」間奏曲。
シャンバダール先生の「おやすみなさい」で2回目も終了。
● 誤算は終演時点でも雨があがっていなかったこと。が,小降りにはなっていたので,そのまま歩きだした。雨にぬれたくらいじゃ死なないからね。
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