● 第30回までは5連連続で拝聴していたが,2年ほど間が空き,今回,6回目の拝聴となった。以前と変わったのは,開場前の長い行列がなくなったこと。それから,部員数がかなり少なくなっていること。
その変わり方はかなり意外だった。ひょっとすると,雌伏の時期に入っているのかもしれない。
開演は午後1時30分。チケットは自由席なら800円。事前に買っておいた。
● 曲目は次のとおり。
オッフェンバック 喜歌劇「天国と地獄」序曲
J.マッキー シェルタリング・スカイ
長生 淳 昂揚の漣
星出尚志編 Dancig Queen
郷間幹男編 The Rose
佐橋俊彦編 ディープ・パープル メドレー
M.Jackson&L.Richie We Are The World
H.Arien 「オズの魔法使い」より
● 「天国と地獄」を聴いて,端正な演奏だと思った。“3時のおやつは文明堂”になっても走りすぎなんてことはあるはずもなく,端正さを保ったまま終演。
演奏に艶もあるし,活性度も高そうだ。つまり,以前と変わっていないように思えたのだが。
ジャズっぽさもあって,伸びやかで,しっとりとしてもいる。
● 「オズの魔法使い」はミュージカル仕立てなのだが,この高校の特徴はセリフがないこと。表現はパントマイムとダンスと演者が自ら楽器を演奏することによって行う(これがほんとのレチタティーボ?)。
楽器の演奏は本職(?)だから達者なものだ。課題はダンスにあったような気がする。が,今回はこのダンスが見応えのあるものだった。かなり練習した?
ダンスのシーンは主役のドロシーに集まるわけで,少女が淑女っぽくふるまう仕草,たとえばスカートの裾をちょっと持ちあげる仕草,も含めて,ドロシーを演じた生徒はかなりの健闘。
宇都宮市文化会館 |
第29回のときにパンフレットで「口を開くと見た目を裏切るアナウンサーのようなvoiceが飛び出します」とからかわれていた人だ。その声を聞く機会もあった。MCを務めたんだっけか。
なるほど,そっちの才能を活かす仕事についたのか。あのときの女子高校生がこういうレディになるわけか。今だとまったく見た目を裏切らない。
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