約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2009年5月31日日曜日
2009.05.31 宇都宮シンフォニー・オーケストラ第8回定期演奏会
宇都宮市文化会館大ホール
● 5月31日は午後2時から宇都宮市文化会館の大ホールで宇都宮シンフォニー・オーケストラの定期演奏会があった。千円の入場料を払って聴いてきた。
曲目はチャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」&マーラー「アダージェット」(交響曲第5番第4楽章)&ドヴォルザークの交響曲第8番。
指揮は石川和紀氏。
● 今回は客席は3分の1程度しか埋まっていなかった。曲目のせいか,会場が大きすぎるのか。
● 奏者でかっこいいのは,っていうか,かっこよさがわかりやすいのは,パーカッションだね。最後列で立っているから目立つしね。パーカッションの女性を見ている時間が一番長かったですね。
それとヴァイオリンとかヴィオラが,自分たちのパートが近づいてきたときにサッと構える,そのサッという感じがとてもいいですね。緊張感が伝わってきて。ライブは目を閉じて音に集中するのではなく,目を開いて見るべきものですな。
● 5月9日の真岡市民交響楽団の定期演奏会以来,クラシックのコンサートに関する情報が自分のもとに洪水のように(と言うのは大げさだが)流れ込んでくるようになった。今までだって同じ情報が入ってきていたはずだけど,こちらに関心がないために,目の前をスルーしていたわけだ。
今はできるだけライブを聴く回数を増やしたいと思っている。とにかく初心者なので,質より量の段階だろう,と。
こちらの懐具合もあるので(週8千円のこづかいでやりくりしないといけないんで),チケット代が2千円以下ってのがいわゆるひとつの壁になるね,ぼくの場合。映画と同程度の料金というのが。
● いきおい,アマチュア楽団が公共ホールで開く演奏会に限られてきちゃうんですねぇ。S席で2万円とか3万円もするコンサートもあって,おそらく金額だけの価値はあるんだろうけど,これは将来の楽しみにとっておくしかなさそうだ。
● ところで,クラシックのCDは昔に比べると値崩れといっていいほどに安くなっているね。ネットオークションを覗くと,ほんとに笑いたくなるような値段でオファーが出ている。いい時代になったというべきか。ちょっと以上に複雑な心境になる。
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