約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2009年6月30日火曜日
2009.06.14 栃木県交響楽団第87回定期演奏会
宇都宮市文化会館大ホール
● 6月14日は3度目のオーケストラライブに行ってきた。今度は栃木県交響楽団の定期演奏会。会場は2週間前と同じ宇都宮市文化会館大ホール。
チケットは前売券を買っておいた。栃響ではネット販売もしているので便利っちゃ便利だ。ネットで申し込むとチケットと振込用紙を送ってくる。振込用紙で代金を支払う。中には踏み倒すやつもいるのかもしれないが,そこはチケットを申し込んでくれた人を信頼することにしているのだろう。ぼくもすぐに代金は払い込みましたよ。
● どこへ連れて行ってくれるんだろうとワクワクした。
その辺はお客さんもわかっているようで,入場者も多かった。
● 演しもののメインはブラームスの第4番。ほかには,ウェーバーのファゴット協奏曲。ソリストは菅原恵子さん。地元出身でN響の団員らしい。
指揮は山下一史さん。菅原さんの演奏や山下氏の指揮ぶりについて,ぼくはどうこう言えるはずもない。しかし,堪能させてもらった。満足度は大きい。
こういう音はこういう場から生まれるのかとわかるのもライブならではだ。音に集中しようとしてか眼を閉じて聴いている人がいるのだが,これは賛成できない。しっかり眼を開いてステージを見ているべきだ。
● ところで,前日にヨメと宇都宮に買物に出かけたんだけど,駅前の金券屋にこのライブのチケットが出ているのをヨメが見つけた。5百円で売られていた。来年からは先に買うんじゃありませんよと注意を受けた。
だが,栃響にしてみれば,年に2回の定期演奏会のチケット収入だけで楽団を維持できるはずもない。団員は手弁当で練習し,その結果をお客さんに披露する。タダでもいいから見てもらいたいと思っているだろう。
それに対する心遣いとしてチケットを買う。とすれば,金券屋で5百円のチケットを買ってしまうのには抵抗がある。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿