真岡市民会館 大ホール
● 6月26日(金)は18時30分から真岡市民会館で日本音楽著作権協会(JASRAC)による「音楽職人が創るステージ」なるコンサートがあった。協会のホームページで開催を知った。
無料なのだが整理券が必要で,その整理券はホームページから申し込んでいたんだけど,「少年少女のための音楽鑑賞会」というサブタイトルが付いていたことに入場してからに気づいた。
● 気づかずにいて幸いでしたね。気づいていたら,たぶん申し込むことはなかったろうから。要するに楽しかったんですよ。無料でこんな豪華で高度なコンサートを味わってしまっていいんだろうかと思うような。
著作権協会の意図は別のところにあったのかもしれないけれど,コンサートとしての出来は出色のもの。
● 2時間余の後,満足感に包まれて家路につくことができた。これほどの満足感を持って帰宅するなんて何年ぶりだろう,ひょっとしてなかったのではないか,初めてじゃないか,と思いましたよ。
● 「少年少女のための」と附されているし,真岡市教育委員会が共催している催事なので,小中学校を通して来館を募ったのかもしれない。就学年齢前のお子様も含めて,ガキンチョが多かったね。途中から騒ぎだす子が出るのは仕方ないとして,概ね気になるような事態には遭遇しなかった。
● 内容は5部に分かれていた。
まず,「クラシックの名曲をはじめ,絶妙のアンサンブルとソロ演奏」と題して,『歌劇フィガロの結婚より「序曲」』『歌劇トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」』『ジャカランダの樹の上で』『チャルダッシュ』『ダニー・ボーイ』。クラシックあり外国民謡あり。小ぶりの室内管弦楽といった趣。ぼくにはこれが4回目のライブなのだが,奏者はレベルは今までとは段違い。ぼくにわかるくらいなのだから,だいぶ違うのだろうと思う。
● 第2部は「家族で楽しめるアニメメドレー」。崖の上のポニョ,ゲゲゲの鬼太郎,あんぱんまん,など。
● 第3部は「世界中で愛されているミュージカルナンバーより」。『サウンド・オブ・ミュージックより「私のお気に入り」』と『「美女と野獣」テーマソング』。ダンスと歌は劇団四季出身の石橋ちさとさん。
● 第4部は「お話と音楽の切ってもきれない関係」。音楽を背景にして絵本の朗読が行われた。朗読したのは佐野啓子さん。この朗読が素晴らしかった。朗読ってテレビなんかでは接する機会があったけれども,ライブだと迫力が全然違う。プロの力量に圧倒された。心地よい圧倒のされ方だ。
たぶん,落語や綾小路きみまろがやっている漫談のようなものも,CDで聴いただけで判断しちゃいけないんだろうね。
● 第5部は「スイングするオーケストラ」。ジャズナンバーをいくつか演奏した。ライブを経験して間もないぼくの評価点は,他の人より甘いのかもしれないけれども,いやいや素晴らしかったですよ。ジャスも聴いてみたくなったね。
● この催しは26日が真岡で,27日に矢板,28日に黒磯で行われるが,毎年栃木県内でやると決まったものでもない。われながらよく気づいて,間髪を入れずに整理券を申し込んだものだ。
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