2009年8月31日月曜日

2009.08.21 NHK交響楽団宇都宮公演

栃木県総合文化センター メインホール

● 8月21日は総合文化センターのメインホールにNHK交響楽団宇都宮公演を聴きに行ってきた。初めて,プロのオーケストラの演奏を聴く機会を得た。
 総文センターのホールに入るのは初めて。メインホール,いいホールですね。座席の勾配が適度にあるので,前の人の頭が邪魔にならない。那須野が原ハーモニーホールの小ホールに次いで,気に入りました。

● S席とA席には売れ残りがあったようだ。それでも1,600人収容のホールがほぼ満席。これほどのクラシックファンがいるのだと,あらためて妙な感慨にひたった。ぼくが来ているくらいなのだから,これだけの人がいても何ら不思議はないわけだけど。
 ぼくの右は若いカップル。左はひとりで来たお嬢さん。前は就学前の女の子を連れた母親。女の子にヴァイオリンでも習わせているのだろう。一番目立ったのは60代の女性のグループかなぁ。特に教師あがりと思われるオバサマたち。後期高齢者もけっこういる。平均年齢は高い。
 楽員の皆さん,前夜は前橋で同じ内容の演奏会を催行し,宇都宮は2日目になる。ご苦労さまです。

● 演しものはシベリウスのバイオリン協奏曲ニ短調とチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調の2つ。にわか音楽ファンのぼくは,どちらも初めて聴く曲だ。協奏曲のソリストはエリック・シューマン。母親はピアニストの日本人とのこと。
 6月の栃響の定期演奏会にソリストで来ていたファッゴトの菅原恵子さんがいた。N響の楽員なんだから,あたりまえなんだけど。

● ソリストのヴァイオリンはストラデバリウスの「ジュピター」とのことだが,その音色はぼくにはまさに猫に小判。
 しかし,プロオーケストラの技は充分に見せてもらった。疲れてもいるだろうし,慣れもあるだろう。油断が入り込んだり,緊張が途切れたりしがちなものかとも思うのだが,そこはプロ。楽器を持てば緊張と集中に入りこむのが習い性になっている(のだろう)。

● 唯一,残念だったのがお金をケチってB席にしてしまったこと。一応2階席なのだが,高さ的には4階相当で,ステージははるか下。楽員はみな俯いている。上から見下ろすのだから当然だ。表情は見えた方がいいね。次はケチらずにS席にしようと思った。
 こんな席がなんでSなのというくらいS席が多いから,早めに予約していい席を確保することが基本ですな。

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