約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2010年2月28日日曜日
2010.02.15 間奏12:東大フォイヤーベルク管弦楽団の賛助会員になりました
● 管弦楽をライブで聴くほどに上質な時間の過ごし方ってあるだろうか。
美人の膝枕でウトウトしている時間,気のおけない友だちと酒を酌み交わしながらとりとめのない話をしている時間,南の島できれいな海をボーッと眺めている時間,高級ホテルのラウンジで夜景を見ながらブランデーをなめている時間。いずれも相当に上質な時間になると思うけど,今のところはやっぱり管弦楽をライブで聴くことがベストかな。それ以上に上質な時間の過ごし方は思いつかない。
● ずっとCDですませててライブを聴くのが遅れたことを悔やむ気持ちと,いや,ちょうどいいタイミングで出会ったのだ,遅すぎず早すぎず,という気持ちが交錯する。
間違いなく後者なのだ。それまではぼくの中の受入態勢が熟していなかったのだ。それだけのことだ。
● ところで。まだ一度も聴いたことのない東大フォイヤーベルク管弦楽団なんだけど,賛助会員になることにして,年会費6千円を払いこんだ。
賛助会員になるとメリットがいくつかあるのだが,ひとつはチケットを送ってくれること。この楽団の演奏会は人気が高くてだいたい満席になるようなのだが,チケットは無料だ。事前に申しこんで送ってもらうシステムだ。賛助会員になると申しこまなくても送ってくれる。賛助会員用の良い座席を確保しておいてくれる。メリットのふたつめは演奏会を録音したCDが送られてくること。
しかし,基本的には会費はカンパってことですね。そうじゃないと賛助にならない。
● 一度も聴いたことがないのに応援したくなるのは,とにかくネットに書きこまれている評判がいいこと。
フォイヤーベルクは「東京大学の数あるオケの中でも,唯一,経験者のみのオーディション制を採用していて,定期公演では,団員の中から更にその都度,曲目別のオーディションを行い,出演メンバーを選抜しています。各メンバーの技術レベルもさることながら,アンサンブルとしての技術の高さと,ハーモニーの美しさを目指して,日々練習に励んでいます」ということだ。
もうひとつは,楽団のホームページに載っている楽団の姿が美しいことだ。
6月27日に演奏会がある。今から楽しみにしている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿