2019年9月27日金曜日

2019.09.26 間奏60:WALKMANとイヤホンとカラヤン

● CDはもっぱらWALKMAN(最もポピュラーと思われるNW-Aシリーズ。一世代前のやつね)で聴いている。WALKMAN以外の再生装置を持っていないからだ。
 ミニコンポもない。強いていえば,運転中に聴くカーオーディオくらい。

● ベートーヴェンの9つの交響曲についていうと,4~8番はカルロス・クライバーや小澤征爾で聴いていた。1~3&9番はカラヤン。
 カラヤン・アレルギーはないので,カラヤンで聴けるものはカラヤンで聴けばいいくらいに思っている。ので,4~8番もカラヤンにしてみた。

● ところが,音がよろしくない。CDのせいかと思ったのだが,どうもそうではない。イヤホンがおかしい。左からは何も聞こえなくなっていた。そのうち,右も不安定になってきた。ご臨終のようだ。
 ので,SONYのXBA-N3を手当てした。もちろん,ヤフオクで中古。送料込みで15,000円。今日か明日には届くだろう。
 イヤホンを替えて聴いてみて,それでもダメだったら,8番はカラヤンでいいとして,4~7番はそっくりカルロス・クライバーに替えようと思う。

● 以前はWALKMANすら持ってなくて,音楽もスマホで聴いていた。スマホに比べると専用機のWALKMANは音がいいのは確かだけれども,本体よりもイヤホンの方が大切かも(安物買いの銭失いを二,三度経験した)。WALKMAN本体をNW-WM1Zに買い換えるよりも,5,000円のイヤホンを20,000円のに替える方が,費用対効果は高いような気がする。
 しかし,イヤホンにはいい思い出がない。数年前,BOSEのイヤホンを耳に突っこんだまま,鎌で草刈りをした。草と一緒にイヤホンのコードもかっ切ってしまった。あの頃,Bluetooth接続のイヤホンがあったのかなかったのか。

● どのイヤホンがいいか。ショップで試し聴きをして選ぶものなんだろうか。それってなかなかしずらい雰囲気があったりするんだがな。
 ショップに行っても,色々あって決められない。店員の説明を聞くのもウザい。ごめん,出直して参ります,となりがちだ。
 結局,ネットに行く。ヤフオクに限らずネットで買うのは,実店舗の煩わしさというか,面倒くささというか,そうしたものがあるからかもしれないなぁ。

● 特にパソコンやオーディオを含む電気製品については,高級品かそうでないかを問わず,モノとしての稀少性がほぼゼロになっている。
 家電量販店はショールームとしての価値も下がっているかもしれない。つまり,実機を見る必要性すらなくなってきてる。

● ともあれ,中古品といえども,届いたらガンガン使うようでありたいです。


(追記)

● 27日にイヤホンが届いたので,4~8番を聴き直してみた。音質に問題なし。やはり,イヤホンが物理的に逝っちゃってた。
 イヤホンはSONYのXBA-N3で無問題。鎌でコードを切ってしまったBOSEのあとは,ずっとSONY。メーカーにこだわりはない。こだわりがないのでSONYでいい。

● でも,4~7番はカルロス・クライバーに戻した。
 ベートーヴェンの9つの交響曲の中で6番だけが,ぼくにはやや面白みに欠けると思えるのだが,カルロス・クライバーで聴くと,その印象が一変する。
 6番がスリリングに聴こえる。クライバー・マジックと呼びたいほどだ。

● 楽譜を具体的な音に変えるのが演奏だ。その演奏という営みを単純な再現芸術だと思っている人はいないと思うけれども,断々固としてそうではないことを具体的な演奏に即して知りたいのであれば,クライバーで6番を聴くのがいいと思う。

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