豊洲シビックセンター ホール
振込手数料を払って,口座に振込むという支払いの仕方を久しぶりにした。今となっては,新鮮な体験になる。昔(といっても,ほんの数年前のことなのだが)はこんな面倒なことをしていたのだなぁ,と。
● 曲目は次のとおり。指揮は佐藤有斗さん。
レスピーギ リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
アンリ・カサドシュ(J.C.バッハ) ヴィオラ協奏曲
チャイコフスキー 弦楽セレナーデ
● こういう時期なので,開催される演奏会を見つければとにかく聴くことに決めている。選べるほどには催行が復活していない。見つけたら聴く。
そういうわけなので,この楽団も初めての拝聴になる。いかなる楽団なのか。楽団のサイトには「10代,20代と学生・アマチュアオーケストラそしてプロオーケストラで活躍してきた奏者が,再び【アンサンブル】に立ち返るべく,プロ・アマ混合で結成されたオーケストラ」とある。
● 日本のオーケストラでプロとアマの差がどれくらいあるものなのか,あるいはないものなのか,ぼくには測りかねる。と言いながら感じることを述べれば,囲碁や将棋,落語や伝統芸能におけるほどの隔絶した差はないように思われる。
プロ・アマ混合というのは,オーケストラにおいては充分に成立するのだろうなと,そこは得心がいく。
● 今回は弦だけということもあってか,少数精鋭という印象になる。かつ,プロ・アマ混合にさほど無理は感じないものの,上手い人は半端なく上手いということもわかる。
そのうえで,アットホームでもあるようだ。演奏中であってもサインの交換は笑いでやると決めているのか,と思ったことだった。
● 圧巻はヴィオラ協奏曲。ソリストは自前調達。この楽団の団長でもある飯顕さん。巧すぎて話にならない。間違いなくプロの技ということですね。
この楽団にはコアなファンもいるっぽい。ファンではなくて音楽仲間なのかもしれないけど。
● 結論は,この演奏を2,000円で聴けるんだったら,聴いておいた方がお得でしょ,ってこと。
こういう時期でもこれだけの演奏をやってのける楽団が東京にはあるんだねぇ。
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