真岡市民会館 大ホール
● 29日は音楽ではなく,中国の昆劇ってのを観ました。真岡市と二宮町の合併記念行事として真岡市が仕組んだもので,会場は真岡市民会館大ホール。自由席で観劇料は千円。
昆劇っていう名前じたい初めて聞く。ここで覗いておかないと,一生縁のないままで終わるだろう。終わっても構わないんだけれど,せっかく音楽でライブづいてきている。音楽以外のライブにも食指を延ばす好機じゃないか。
● というわけで出かけてみた。19時開演だったのだけど,夕刻から行列ができはじめてて,ついには長い長い行列ができた。チケットは自由席だが,間違いなくソールドアウトになったはずだ。ディズニーランドの人気アトラクションの列に並んでいるような気分だった。
● 思っていたより面白かった。これで千円なら文句はない。っていうか,かなりお安いと思う。が,ではもう一度観るかと訊かれると,少なからず微妙なところだ。
昆劇には2つの方向があるようで,ひとつは,上海雑伎団のようなアクロバティックな身体演技をウリにするもの。もうひとつは,オペラのように歌いながら演技するものだ。当然,巧く歌えなければならない。
演技者は両方ともできなければならない。どちらかを選んでそれ専門で行くというわけにはいかないのではないかと思う。ということは,演技者にはかなり過酷な世界で,早い話が若いうちしかできないはずだ。役者寿命はかなり短くならざるを得ない。
● 舞台の端に音楽伴奏の奏者が数人固まって,伝統楽器を奏でる。二胡や笛のソロ演奏もあった。充分に楽しめる水準にあるのだけれども,二胡よりもヴァイオリンがいいし,笛よりもフルートがいいんだなぁ,ぼく的には。
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