約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2010年1月31日日曜日
2010.01.25 間奏11:少子高齢化の浸潤
● クラシックCDは需要が少ない。需要が少なければ,ショップでの扱いもそれなりになるのが道理だ。宇都宮程度の都市であれば,CDショップやレンタルショップよりも図書館の方が品揃えは充実しているだろう。だから,クラシックを聴くことを趣味とする人たちは図書館に行く。
図書館でタダで借りられるのだから,いよいよCDは売れなくなる。
● もれ聞くところによると,クラシック愛好家も高齢化していて,新規参入者は細っているらしい。プロのオーケストラの運営も楽ではない。少子高齢化の波はあらゆるところに浸潤する。ファンは減るという前提で対応しなければならない。
海外旅行に出かける人は年々増加してきたが(突発的な事件で減少した年もあったが),人口のトータルが減るわけだから,いずれは絶対数で減少に転じる(もう転じている?)。時間の問題だ。国内に限れば,ホテルもレストランも高速道路も自動車も大学も高校も住宅も,何もかもが余ってくる。
今やどこの町にもあるかに見えるコンサート(多目的)ホールもまた同じだろう。
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