2010年9月30日木曜日

2010.09.26 鹿沼フィルハーモニー管弦楽団第26回定期演奏会

鹿沼市民文化センター大ホール

● 26日(日)は鹿沼フィルハーモニー管弦楽団の年に一度の定期演奏会があった。場所は鹿沼市民文化センター。行ってきました。去年は,ここで聴いたドヴォルザークの8番にあてられて,しばらく家でもドヴォ8ばかり聴いていたものだ。今回はチャイコフスキーの6番「悲愴」なんだけど,さてどういうことになるか。

● が,今回は演奏がどうのこうのというよりも,客席がひどすぎた感あり。
 一曲目が終わったあとに入ってきた爺さん。60歳代の前半だろうか。市役所か県庁を定年退職したような感じの人。こりゃやるなと思っていたら,案の定だ。座ってからデジカメを取りだして数回シャッターを押した。フラッシュ撮影はダメだってのはプログラムにも目立つように書いてあるのだけど,プログラムなんか見やしないからねぇ,この種の人は。
 休憩時間にスタッフに注意されていた。その様子を見ていると,決して悪い人じゃないわけですよ。要は,マナーを知らないだけなんだけどねぇ。
 今度はケータイをいじりだした。演奏再開の直前までいじってた。さすがに演奏が始まる前に閉じたんだけど,電源は切らないままだ。
 こうまで細かく観察しているぼくもぼくだが,とにかく気になってしようがない。演奏に気持ちを向けることがなかなかできなくなってしまう。非常に困る。

● しかも,この手のオヤジは,前の方に席を取る。マナーの悪いのが前に並ぶ結果になる。居眠りをしている者もいれば,椅子に浅く腰かけて腕組みして天井を睨んでいる者もいれば,しじゅうガサゴソ音を立てている者もいる。

● 団員が広報用に写真を撮る。こちらはフラッシュをたかないで撮影しているし,趣旨と必要性は理解できるのだが,しかし,最小限であって欲しい。「フラッシュ撮影は演奏の妨げになる」のであるが,同時に鑑賞の妨げにもなるのであって,それは撮影する側が団員であっても同じである。
 彼は与えられた役割を果たそうとしているだけなのだと思う。だから,役割に過剰に忠実であってはいけないと教えてほしい。

● 文句から入ってしまったけれど,今回は次の3曲。
  チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
  ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」
  チャイコフスキー 交響曲 第6番「悲愴」
 ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」は昨年,鹿沼高校の管弦楽団が演奏した。さすがに大人のオケはちゃんとまとめてくる。
 チャイコフスキーは「悲愴」より「ロミオとジュリエット」の方が印象に残った。「ロミオとジュリエット」って,ストーリーはつまらないものだと思うんだけど,これを曲にしているのはチャイコフスキー以外にも複数いる。
 それほど作曲家にインスピレーションを与える作品なんだろうか。一度,ちゃんと読んでみないとね。

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