品川区立総合区民会館きゅりあん 大ホール
● 8日の雪のあとは,何だか急に春になったような暖かさ。20年ぶりの大雪も翌日,あらかた溶けた。
けど,今日は寒さが戻った感じ。一気に春とはいきませんね。
● 今日も出立に手間取り,乗ろうとしていた電車に寸でのところで間に合わず。次の電車は信号機の故障で立ち往生したらしく,だいぶ遅れてきた。
開演までに到着できるかどうか。が,今回は強行。結果,開演10分前に着席。会場が大井町駅の目の前だったのが幸いした。っていうか,それがわかっていたのが強行できた理由のひとつですな。
どうも8日以来,チグハグが続いていたような気がしてたんだけど,これでスッキリ。
● D@E管弦楽団の演奏会は昨年9月の第4回に続いて二度目。裏を返すのは最低限の礼儀だと思う。でも,それがなかなかできなかったりする。
やっぱり,ひとりで東京まで出て行くのはね,諸々の調整(?)が必要になる。ぼくなんかは,要調整事項はだいぶ少ない方だとは思うんだけど。
● チケットは1,000円なんだけど,電車賃が4,000円。なもんだから,5,000円分のもとを取んなきゃなとか思っちゃうわけですよ。セコいったらありゃしない。
でもさ,演奏会に行くときって,ついでの用事とかないですからね。百パーセント,そのためだけに行くんですから。帰りに銀座によって伊東屋を覗いてみようとか,恵比寿でビールを飲んでいこうとか,秋葉原のヨドバシで最新型のスマホをチェックしようとか,そういうことしませんから。
● ウダウダと見苦しいですな。
ときどき,東京には出たくなる。そういうことはある。何をしたいわけじゃない。何が起こるわけでもない。何か知んないけど,東京の魅力ってあるんですねぇ。
大井町駅にはりんかい線で着いたんだけど,エスカレーターを三度乗り継いで地上に出て,次はビルの8階にあるホールまでエレベーターであがる。都市に住むってのは,上下に移動することと見つけたり。って,あたりまえですか。
● ともあれ。開演は午後2時。当日券を購入。
まずは,アルヴェーンのスウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」。プログラムの曲目解説によると,夏至祭の活気を描いた作品。CDでも聴いたことがない。今回が初めて。
華やいだ感じはそうなんだけど,ぼくがイメージしたのは,大衆のお祭りというよりは,貴族的な格調の高さとでもいうもの。
ホルンが重要なパートになっているようで,そのホルンが安定していましたね。
● 次はシベリウスの第7番。これも生では初めて聴くものだ。
何だか雑念が次から次へとわいてきてね。わざわざ東京まで来たのに何でこうなるのかと,われながら思うんですけどね。
結局,曲についていけなかったのかと思う。CDはあるので,ともかく聴く回数を増やさないといけないでしょう。
● メインはブラームスの2番。
以前は,ブラームスがわからなかった。唯一聴けるのはハンガリー舞曲だけ,っていう時期がけっこう長かった。吃水線のうえに頭が出たかなと思えるようになったのは,最近のこと。
ブラームスって重厚なイメージがあるんだけど,この2番はノリノリな感じ。軽やか。幸せのお裾分け。
● 佐々木新平さんの指揮が小気味よかった。身体能力というか反射神経というか,そうしたものが重要なのでしょうね。スポーツで求められるものとは違うのかもしれないけど。
楽団は堅実という印象。地道に真面目に着実にっていう。奇をてらったり派手さを演出したりはしなさそう。水準は立派なものだと思える。
次回は8月23日。ちょっと楽しみなプログラム。都合をつけたいものだ。
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