セシオン杉並ホール
● 開演は午後2時。入場無料。
セシオン杉並のホールは,大小を備えたホールだと小ホールの規模だろうか。こじんまりとしている。そのホールが,しかし,ほぼ満席となった。
● 曲目は次のとおり。指揮は野村秀樹さん。
バッハ 管弦楽組曲第3番第3曲「ガボット」
ベートーベン 交響曲第7番
ブラームス 交響曲第1番
ドイツ3大Bを取りあげることにした,と。結果として重量級のプログラム。
● 野村さんが,演奏前にいろいろと解説するスタイル。最初にこのオーケストラについて話した。楽団のサイトにも同じことが書かれている。
JR恵比寿駅の駅ビル「アトレ」の7階に「よみうりカルチャー恵比寿校(読売日本テレビ文化センター)」なるカルチャーセンターがあって,その講座のひとつとして,月2回(第2,第4土曜日の午前中)練習している。野村さんやコンミスの深見綾子さんは,その講座の講師ということらしい。
年に1回の演奏会は,その総仕上げということ。というか,まず演奏会で演奏する曲目を決めて,カルチャーセンターの講座でそれに向かって練習を重ねていく。講座の定められた回数の練習では足りないときは(足りないのが常なのだろうが),講座とは別に練習する。
● なるほど,この形はあまり聞かない。こういう契機を持つオーケストラもあるんですねぇ。
「オーケストラへの参加はえびオケが初めてという団員も多数在籍しています」とあるんだけど,オケは初めてという人はいても,楽器に触るのが初めてっていう人はいるんだろうか。
そういう人でも1年でベートーヴェンやブラームスを演奏できるようになるんだろうか。
● コンミスのほかにも講師側にいる奏者はいるらしかった。2ndのトップはまさか講座の受講生ではあるまい。チェロの中にも手練れがいた。
そういう人たちに支えてもらいながらも,ブラームスの1番を形にしてきたのは,たいしたもの。少なくとも,ぼくには逆立ちしてもできないことだからね。
● 高円寺を歩いたのは,今日が初めて。近くの「蚕糸の森公園」に行ってみた。
天気が良くて暖かくて,こういう日にこういうところでボーッとするのはかなりの快感。優雅な時間を過ごすのにお金は必ずしも必要ないことがわかる。
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