真岡市民会館 小ホール
● 真岡フルートアンサンブルの第6回発表会。開演は午後3時。入場無料。
● 初めての拝聴となるが,結成して15年になるらしい。
技術の巧拙は問うところではない。こうして創る側(聴かせる側)に身を置き,練習を重ねて曲を形にし,その結果を聴衆に晒すというだけで,敬意を払われて当然である,と,ぼくは思う。
演奏する側と聴く側を対置すれば,前者が常に上位だ。聴いて,その演奏に対してあれこれ言うのは,誰でもできる。
● 活動すること自体を目的にして活動しているのだろう。それでまったくOKだ。であれば,あまり細かい注文をだすのは余計なことだとしたものだ。
余計なことをする輩をバカという。こんなブログを書いていることじたい,余計なことかもしれず,したがって自分はバカかもしれない,と時々思う(→時々かよ)。
● ただし,だ。言いたくなることはいくつかあったぞ。
楽譜に集中するあまりなのか,指揮者を見ていなかったのではないか。終曲のタイミングが合わないのは,指揮者を見ていないからではなかったか。
● リズムを取るのに,靴を鳴らすのはやめた方がいいんじゃないか。
開演前に会場に放送を流す。携帯電話をはじめ,音の出る電子機器のスイッチは切ってくれ,と。
正当な要求だ。演奏中にケータイの着信音が鳴ったら,目もあてられない。演奏中に音楽以外の音が発生すると,演奏を壊してしまうことがある。
同じように,演奏者も音楽以外の音を発生させてはいけないだろう。ごくたまに,楽器(特に弦の弓)を床に落とすのを目撃することがあるけれど。
どうしてもつま先でリズムを取りたいというのであれば,音の出ないゴム底の靴に替えてはいかがか。たぶん,市販されているだろう。
● 指導者の遠藤淳子さんが,次の2曲を演奏。これを無料で聴いては申しわけない。
マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
ショパン 「フルートとピアノのための,ロッシーニ「シンデレラ」の主題による変奏曲」
● ショパンはピアノ曲しか作っていないという印象が強い。チェロ・ソナタがあることは知っていたけれども,フルート・ソナタまであったとは今日まで知らなかった。
が,この曲は偽作の可能性が高いらしい。ただ,誰が作ったにせよ,ショパンだと言われると信じてしまうほどに完成度が高い。
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