2009年7月31日金曜日

2009.07.26 トリオ・ラ・プラージュのファンタスティック・コンサート

那須野が原ハーモニーホール 大ホール

● 那須野が原ハーモニーホールで「トリオ・ラ・プラージュによるファンタスティック・コンサート」があった。チケットは千円。
 「トリオ・ラ・プラージュなるユニットは,ピアノの渚智佳,ヴァイオリンの田口美里,クラリネットの近藤千花子のトリオ。渚さんのピアノと田口さんのヴァイオリンは、先日の「メンデルスゾーン生誕200年記念コンサート」で聴いている。充分に堪能できたので,今日のこのコンサートも聴いてみようと思ったわけだ。

● 今回のは夏休みに親子でクラシックを聴く機会を提供しようという催しで,花王が協賛している。大田原市と那須塩原市で母子検診を受けた母親には招待状を2枚ずつ配ったそうだ。ゆえに客席には親子連れ,未就学児が多い。
 大ホールで行われたのだが,座席は半分以上空いていた。

● 子供対象のコンサートは6月に真岡市民会館で経験している。全然無問題だった。今回もうるさく騒ぐこともなく,子供たちはおとなしく聴いていた。
 演奏者もひじょうに真面目に務めを果たしていて,その態度には好感が持てた。彼女たちは演奏のプロではあっても,授業の先生はやったことがないだろう。今回のコンサートは,いうならクラシックコンサートバラエティ版を主宰するようなものだから,普段の演奏とはだいぶ勝手が違ったはずだ。
 とはいえ,彼女たちはこのコンサートをすでに何度も重ねているようだ。

● しかし,上記のような趣旨なので,音楽のお勉強の時間があったりして,音楽そのもの,演奏そのものに沈潜するには不適な環境だった
 千円以上の価値は間違いなくあったし、素敵な90分間を過ごすことができたんだけど,ちょっと食い足りなさが残った。
 典型的なナイモノネダリなんですけどね。今回はそういう趣旨のコンサートだったわけだし,そのことは承知のうえで行っているんだから。

● それに,ぼくの音楽に対する知識は3歳の子供と変わらないので,今日の話を聞くまで全然知らなかったこともいくつもあった。そういう意味で実際,勉強になっているんですけどね。

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