栃木県総合文化センター メインホール
● チケットはA,Bの2種。A席(3,000円)を購入していた。前から8列目。これだとステージ全体が視野に入りきらない。もう少し後ろの席がよかったんだけども,購入先の総合文化センタープレイガイドに割りあてられた席は8列目だけだというので,是非もなかった。
開演は午後5時半。プログラムは別売で500円。
● 内容は2部構成。第1部はさらにふたつに分かれてて,ひとつは,東日本大震災の復興応援を企図したものとのこと。
もうひとつは,日系ブラジル人で現在は日本にお住まいのアオキキヨミさん(車いすで生活。生け花の達人)をステージに招いての,やはりこれも応援歌と言っていいんでしょうね,ステージでダンスを繰り広げている間に,アオキさんが花を生けるという趣向のもの。
当初,ちょっとあざとさが勝ちすぎているのではないかと思ったんだけれども,アオキさんの控えめな佇まいと笑顔にも支えられて,企画として成立していた。
● 途中,ダンサーが通路に降りてきて客席を盛りあげる場面があった。ぼくは通路際に座ってたもんだから,何だかドキドキしてしまいましたよ。年がいもなくね。すぐそばにダンサーのお嬢さんがいるんだもん。
● 第2部は「くるみ割り人形」から「クララの夢 不思議の国へ」。第2幕ということになりますか。
「花のワルツ」でのコール・ドが見どころの最たるもの。期待以上のものを見せてもらった感じ。凜とした感じがとてもいい。
それを支える身体能力の高さと稽古の質量。ダンスのデザイン。衣装。どれもこれも水準が高い。
● 構成が当初の予定とは異なったらしい。販促チラシを作り直しているからね。ひとつのステージを作りあげるまでには,多くの細々とした交渉ごとや根回しがあるはずで,裏方の仕事も大変でしょうね。
ステージに登場する人たちだけでステージが成立しているわけじゃないもんなぁ。
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