栃木県総合文化センター メインホール
● 昨年は聴けなかったけれども,これが4回目になる。開演は午後2時。入場無料。
● 団員名簿を見ると,下は小6で上は大学2年生まで。20歳まで在籍できるんだろうか。一昨年に比べると,年少組が減って高校生クラスが増えたような感じを受ける。
自然淘汰ってあるんだろうかなぁ。巧い人が残ったっていう印象があった。同時に,一昨年はいたあの子,なんでいなくなっちゃったんだろ,もったいないなぁ,っていうのも。
● 曲目は次のとおり。
エルガー 「威風堂々」第1番
ビゼー 組曲「アルルの女」より
第1組曲からは“前奏曲”,“メヌエット”,“カリヨン”
第2組曲からは“パストラーレ”,“間奏曲”,“ファランドール”
ドヴォルザーク 交響曲第8番 ト短調
● 「威風堂々」なんか文字どおりに堂々たるものだ。自信を持って演奏してたっぽいのが良かった。充分に練習してたんですかねぇ。
大人のエキストラもけっこうな数いたんだけどね。
● サクソフォンが一人入って,「アルルの女」。これも安心して聴いていられた。
管弦楽を聴くのは久しぶりな気分なんだけど,やっぱいいものだなぁと素朴なことを感じながら聴いていた。
● メインのドヴォルザーク8番。今回のプログラムはどの曲も木管の出番が多い。フルートの巧さは格別だと思えたけれども,オーボエ,クラリネットもそれぞれ健闘。っていうか,巧いよねぇ。
3楽章はスィーティーでやや憂愁をおびた短調の舞踏曲(じゃないかもしれないけど,要するにワルツ)。ここが好きだという人は多いと思うんだけど,なんかねぇ,ジュニアなのに色気がありましたねぇ,この部分。
4楽章の始まりを告げるトランペットのファンファーレもハモっていたし,透明感があったしね。
● 一昨年より明らかにレベルが上がっているという印象。が,ジュニアってそんなに巧くなくてもいいような気もする。
そもそもが小学生から大学生までいたんじゃ,個々の奏者のレベルなんて揃いっこないわけで,揃わなくたって別にかまわないんじゃないか。
そうでもないのかね。技術の追求って,求心力があるんだろうとは思うけど。ブラックホールのようなものでね。
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