2015年5月14日木曜日

2015.05.10 宇都宮ジュニアオーケストラ第19回定期演奏会

栃木県総合文化センター メインホール

● 昨年は聴けなかったけれども,これが4回目になる。開演は午後2時。入場無料。

● 団員名簿を見ると,下は小6で上は大学2年生まで。20歳まで在籍できるんだろうか。一昨年に比べると,年少組が減って高校生クラスが増えたような感じを受ける。
 自然淘汰ってあるんだろうかなぁ。巧い人が残ったっていう印象があった。同時に,一昨年はいたあの子,なんでいなくなっちゃったんだろ,もったいないなぁ,っていうのも。

● 曲目は次のとおり。
 エルガー 「威風堂々」第1番
 ビゼー 組曲「アルルの女」より
      第1組曲からは“前奏曲”,“メヌエット”,“カリヨン”
      第2組曲からは“パストラーレ”,“間奏曲”,“ファランドール”
 ドヴォルザーク 交響曲第8番 ト短調

● 「威風堂々」なんか文字どおりに堂々たるものだ。自信を持って演奏してたっぽいのが良かった。充分に練習してたんですかねぇ。
 大人のエキストラもけっこうな数いたんだけどね。

● サクソフォンが一人入って,「アルルの女」。これも安心して聴いていられた。
 管弦楽を聴くのは久しぶりな気分なんだけど,やっぱいいものだなぁと素朴なことを感じながら聴いていた。

● メインのドヴォルザーク8番。今回のプログラムはどの曲も木管の出番が多い。フルートの巧さは格別だと思えたけれども,オーボエ,クラリネットもそれぞれ健闘。っていうか,巧いよねぇ。
 3楽章はスィーティーでやや憂愁をおびた短調の舞踏曲(じゃないかもしれないけど,要するにワルツ)。ここが好きだという人は多いと思うんだけど,なんかねぇ,ジュニアなのに色気がありましたねぇ,この部分。
 4楽章の始まりを告げるトランペットのファンファーレもハモっていたし,透明感があったしね。

● 一昨年より明らかにレベルが上がっているという印象。が,ジュニアってそんなに巧くなくてもいいような気もする。
 そもそもが小学生から大学生までいたんじゃ,個々の奏者のレベルなんて揃いっこないわけで,揃わなくたって別にかまわないんじゃないか。
 そうでもないのかね。技術の追求って,求心力があるんだろうとは思うけど。ブラックホールのようなものでね。

0 件のコメント:

コメントを投稿