道の駅きつれがわ
● 1月23日に「道の駅きつれがわ」に行った。らば。2月7日が道の駅のイベントデーで,そのひとつに,「せきぐちゆき ミニLIVE」がありますよ,と。11時からですよ,と。
たぶん,これは行けないだろうなと思ってたんですよ。なんとなれば,わが家には車が1台しかなく,それは奥さまの実効支配に属しているわけで,ぼくが勝手に運転することは難しい。
車が使えないとなれば,喜連川に出向くのは難しい。
● ところが。いくつかの偶然が重なって,ぼくがその車を運転できることになった。で,2週間ぶりに「道の駅きつれがわ」に来ることができた。
着いたのはちょうど11時だった。すでにLIVEは始まっていたから,1分か2分,遅れたのかも知れない。
● 駐車場がね,満杯でしたね。普段は使わない臨時駐車場的なところも解放してたんだけどね。どうにか空きを見つけることができたんだけど。
● せきぐちさん,シンガソングライターってことなんでしょうね。「きつれがわ」というタイトルの曲も作っている。依頼されての作曲だったらしい。
喜連川を調べるほどに,喜連川の素晴らしさがわかってきましたよ,と。リップサービスとわかっていても,嬉しいよねぇ。
● 室町幕府の足利氏(の末裔)が治めたのがここ喜連川。領民にとっては,そんなことはどうでもよかったはずだと思うんだけど,今となっては,領民の子孫もそのことを誇りにしているらしい。不思議っちゃ不思議なんだけどね。
ともあれ。喜連川には独特の風格がある。お寺が多いこと。荒川と内川が合流する地形からくる(道の駅はまさにその合流点にあるわけだけど)土地としての豊かさのようなもの。
● そんなことを踏まえて,せきぐちさんは曲を作ったようだ。もちろん,喜連川ってこんなに素晴らしいんですよってのをダイレクトに訴えたのでは曲にならない。
“男女”を入れこまないとね。その背景としての喜連川のあれやこれを描写していく。そうじゃないと,人口に膾炙しない。
で,「きつれがわ」はそういう曲になっている。
● 森高千里の「渡良瀬橋」を思いだすわけですよね,栃木県民としてはね。
たぶん,森高千里はたまたま足利を訪れて,そこでインスピレーションを得て,あの歌詞を書いたんだろうけど,基本,あれは足利である必要はない。訪れたのが佐野であっても館林であっても,おそらく同じような曲ができたはずだ。
その点,「きつれがわ」は喜連川を歌わなければならなかった。そこのところがわずかに「渡良瀬橋」とは違う。
● シンガソングライターにとって最も難しいのは,たぶん,作詞,つまり言葉の扱いだと思う。ヴォイストレーニングは怠りない。曲づくりもどうにかなる。が,詞は少しく厄介ということがあるのではないか。
せきぐちさんは,どうなんだろうか。どうやら,好きな情景や好きな言い回しがあるようなんだな。それが吉と出るか凶と出るか,それは何ともわからない。
● ところで,宇都宮女子高でせきぐちさんと同じ部活に入っていたっていうのが,ぼくの知り合いにいるんですけどね。せきぐちさんの後輩になるんですかね。
身体がめっちゃ柔らかかったらしいですな。知り合いはそういうことを言っておったですよ。
● 喜連川温泉のイメージキャラクターになっているのは,きつねの“コンタ君”。どうしてきつねなのか知らないけれども,そういうことになっている。
で,会場では“コンタ鍋”が売られていた。1杯100円。各種根菜にきつねが好きな油揚げを加えて,味噌仕立てにしたもの。豚汁から豚肉を除いたようなもの。
これが旨かったっすね。お代わりしようかと思ったんだけど,そういうことをしている人はいなかったので,1杯でやめておいたんだけどね。
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