2021年4月30日金曜日

2021.04.18 宇都宮ピアノ研究会 第31回スプリングコンサート

栃木県総合文化センター サブホール

● この演奏会を知ったきっかけは,栃木県総合文化センターのサイトの「イベントカレンダー」なんだけども,そこにはスプリングコンサートとだけあって,それ以上のことはわからなかった。
 でも何だかちょっと気になっていて,頭の隅っこの方に引っかかっていた。

● 数日後,総合文化センターに行ってみた。それ以上の情報があるかと思って。チラシというか,ほとんどプログラムなのだが,それが置いてあって概要を知ることができた。
 宇都宮ピアノ研究会というのがあることも初めて知った。すでに31回を数えるのだから,30年前には存在していたことになるのだけれども,ぼくは全然知りませんでしたよ。

● そのチラシに聴き方も書いてあった。入場は無料だけれども,事前予約が必要。電話番号が書かれてあって,電話かショートメールで申し込んでくれという。
 ので,Googleの “メッセージ” を使って,予約を入れた。で,無事に聴くことができましたということ。開演は14時。

● 曲目は次のようなものだった。
 ショパン ノクターン第7番 嬰ハ短調
 ドビュッシー 「版画」より “塔”

 ジョー・ガーランド イン・ザ・ムード
 菅野よう子 花は咲く 
 ドビュッシー 「前奏曲集」より “ヒースの茂る荒れ地” “風変わりなラヴィーヌ将軍”

 レ・フレール Follow Me!
 サティ スポーツと気晴らし,ジュ トゥ ヴ
 宮沢和史 風になりたい

 プロコフィエフ ピアノソナタ第1番 ヘ短調
 シューベルト 幻想曲
 シューマン アベッグ変奏曲
 モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番(第1楽章のみ)

● 当然,演奏はピアノがほとんどなのだが,「風になりたい」はいろんな打楽器で奏される曲だし,四重奏曲には当然,弦楽器が入る。
 ピアノにしても連弾もあり,クラシックがメインだけども,ジャズっぽいの,ポップスっぽいの,サンバっぽいのもあって,観客を楽しませ,自分たちも盛りあがる,という趣向のようだった。

● プログラムの曲目解説は,インターネットから引き写したものがわりと多い。悪いことでも問題があるわけでもないと思うが,引き写しではない解説を読むと,何がなしホッとするというところはある。
 重箱の隅を突くようなことを申しあげて申しわけないのだが,あまりカクカクした解説はそもそも必要ないようにも思う。

● プロコフィエフのソナタとシューマンのアベッグ変奏曲が白眉だと思った。が,このあたりは演奏がどうのこうのではなくて,聴き手の曲に対する好みによるものだ。
 このような機会に接すると,ピアノ曲のCDも整えなきゃなと思う。まともには聴けていなかったと思うので,環境整備から始めてみようか,と。

● 管弦楽曲に比べれば,生とCDとの落差は小さいはずだが,小さいというのはゼロではない。0と1の差は1と10の差よりも大きい。
 ゆえに,生演奏を聴く機会もコマ目に捕えていきたいものだが,勉強する姿勢はとりたくない。が,ある程度は勉強もしないと楽しめるところまで行けない。自分はまだそこまで行けていないと思うので・・・・・・と堂々巡りをしそうだな。

0 件のコメント:

コメントを投稿