● 5月の黄金週間にワーグナーの「ニーベルングの指輪」を観た。もちろん,DVDで。これだけ長いオペラだと,一番苦痛なのは,観ている間ずっとパソコンの前に座っていなければならないことだ。DVDもパソコンで観ているんだけど,DVDをテレビに映している場合でも同じだろう。
要は,パソコンなりDVDプレーヤーがある場所に固定される。しかも,けっこう長い時間拘束される。
● 寝転がって観ることができたら,どれほど楽か。黄金週間中に東京に出かけることもあったんだけど,電車の中で観ることができたらどれほど便利か。
実際にそれをやろうとしたら,DVDをリッピングすることが前提になる。パソコンでリッピングして,スマートフォンなりタブレットなりに移して,それらの器機を持ち歩く。
● やろうと思えばいくらでもできる。が,昨年の著作権法改正で,これが違法になったわけですね。自分で買ったDVDをリッピングして,自分だけで楽しむのも違法(罰則はない)。
著作権法を導く理念などというものがあるはずもない。著作権の取扱いは,供給側の利益と消費側の利便との綱引きで決まる(のだと思う)。
● で,供給側の都合がだいぶ通ったということなんでしょうね。
でもですよ,ぼくがお店で購入したDVDはそっくりぼくのものだよねぇ。それをどんな方法で使おうと,ぼくの自由でしょ。複製を作って転売するとかはしないんだからさ。
このところについては,いろいろと思うところがないでもないんだけど,つまるところ,法律ごときにガタガタ言われる筋合いはないよ,と。
● タブレットがいいかもしれませんね,こういうときは。タブレットっていまいち使い途が想像できないでいたんだけど,動画を見るときには格好なものかもしれない。
でも,今どきのスマホって解像度が1920×1080だったりするんですよね。画面も大きなのが出ている。携帯性と天秤にかけなければならないんだけど,たとえばARROWS NXだと5.2インチ。これなら許容範囲だ。
ぼくは来年9月に機種変する予定なんだけど(悠久の彼方だ),DVDを見るのもスマホでいいかなぁと思ってるんですよねぇ。バッテリィもかなりもつようになってるようだし。
● お金を湯水のごとく使えるんだったら,さっそく買っちゃうんだけどね。なかなかそういうわけにもいかなくて。
0 件のコメント:
コメントを投稿