宇都宮市文化会館 大ホール
開演は午後2時。入場無料。
● 内容は3部構成で,まず第1部は課題曲クリニックと題して,東海大学吹奏楽研究会の常任指揮者の福本信太郎さんと音楽監督の加養弘幸さんが,吹奏楽コンクールの課題曲について,その勘所についてレク。
マイクの音が割れてしまっていて,よく聞き取れなかった。それ以前に,このレクはコンクールに出場する中学生や高校生を対象にしたものと思われるところ,観客の大半はぼくを含めて爺さんと婆さん,オジサンとオバサンだったので,少々アテが外れた感じになってしまった。
● レクのあと,東海大学吹奏楽研究会が模範演奏。演奏したのは次の4つの課題曲。
牧野圭吾 行進曲「煌めきの朝」
宮下秀樹 ポロネーズとアリア-吹奏楽のために
天野正道 レトロ
水口 透 マーチ「ペガサスの朝」
「煌めきの朝」は先月30日に宇都宮中央高校吹奏楽部の演奏で聴いている。作曲した牧野さんは現在,音大の作曲学科の学生。この曲を作ったのは高校2年生のときだったらしい。2年生の3学期のとき。
● 第2部は地元の共演校のステージ。共演するのは宇都宮市立陽南中学校と作新学院高校。
陽南中学校
宮下秀樹 ポロネーズとアリア-吹奏楽のために
米津玄師 カイト
作新学院
マリナンジェイ(郷間幹男編) ジャンボリミッキー
久石譲(後藤洋編) となりのトトロ-コンサート・バンドのためのセレクション
● ラッキーだと思ったのは作新学院の演奏をまた聴けるからなんですよね。4月2日に幕張総合とのジョイントコンサート,今月7日にフレッシュグリーンコンサートを聴いている。2ヶ月の間に3回聴けるとは。
この吹奏楽部が栃木県内の絶対王者だと思っているわけですよ。しかし,こういう機会に絶対王者を相対化できるかもしれない。
作新をもってしても,東関東を突き抜けて全国に行くのはなかなか以上の難事なのだ。上には上があるというあたりまえの事実を,栃木から出ないから,なかなか知る機会に恵まれないわけでね。
● 第3部が東海大学ステージ&共演校との合同ステージ。東海大学が演奏したのは次の3曲。
松前紀男 東海大学校歌
長生 淳 喜色満海
鈴木英史 カントゥス・ソナーレ
大学の校歌も校歌というんだね。学歌とは言わないんだな。
● 合同ステージでは,東海大学&陽南中学校が「宝島」で,東海大学&作新学院がチック・コリア「スペイン」。作新が単独でやるときには,これにダンスが加わるわけだけれども,今回は演奏のみ。
その「スペイン」が絶佳。全体で最も印象に残ったのがこの演奏で,もう一度聴きたい,今すぐ聴きたい,と思った。録音録画していたっぽいので,ひょっとすると You Tube に上げてくれるかもしれない。ほんとにね,もう一度聴きたい。
● でね,この演奏をリードしたのは作新の方だと思えた。この曲は作新お得意のレパートリーで毎回演奏する曲だし,東海大学は胸を貸すくらいのノリでやっていたのかもしれないんだけど。
というわけなので,作新を相対化することはできなかった。やっぱり,作新のレベルは相当なもの。
紫陽花といえば,宇都宮に紫陽花に “しようか” とルビをふった名前のスナックがあってね。しようか? うん,する,するっ,となるじゃないですか。
何をするのかって? お勉強に決まってるじゃないですか。他に何があるってんです?
汝よ,淫らな想像をした者よ,悔い改めよ。
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