彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
● この楽団の演奏を聴くのは第2回に続いて,今回が2度目。開演は午後6時30分。チケットは500円。
演奏するのは,ベートーヴェンの8番とドヴォルザークの8番。指揮は平井洋行さん。
● 「浦和西高校管弦楽部の卒業生が中心となって立ち上げたオーケストラ」ということなんだけども,ステージにはまだ卒業してからそんなに経っていないだろうと思われる団員もいる。平均年齢はかなり若い。
● 高校のOB・OGによるオーケストラって,あまり聞かない。ぼくの地元である栃木県で,宇女高(宇都宮女子高校)OGオーケストラの演奏を聴いたことがある。けれども,これは(たぶん)2年に1回の演奏会のたびに,OGを集めてやっているもので,常設ではない。
NIONフィルは常設であるようだ。結束力が高い。というか,熱いリーダーがいたんだろうね。
● 交響曲が2つのプログラム。ぼくにははっきりベートーヴェンの方が良かったように思えた。もちろん,曲ではなく演奏の話。
ベートーヴェンの交響曲は,評価がすっかり凋落したかに思えるカラヤンで聴いている。のだけれども,8番だけは小澤征爾+サイトウキネンが愛聴盤。
で,NIONフィルの演奏の出だしを聴いて,おっ,CDと同じじゃん,と思った。何とも雑な感想で申しわけないけど。
● とはいえ,ドヴォルザークの第3楽章の甘美なメロディー(ここが好きな人は多いだろうね)を奏でるヴァイオリン,4楽章の頭のトランペット。いずれも聴きごたえあり。
わりと軽々とやってる感じ。実際には必死こいてるにしても,軽々と見えるところがいい。
● そもそもが「浦和西高校管弦楽部」は部活だろう。高校の部活でやっていた人たちのOB・OG楽団としては,少し巧すぎるように思える。
ひょっとして,浦和西高には音楽科があるのかと思って,ネットで確認してみたんだけど,そんなものはない。普通科のみの高校だ。
現役の音大生がけっこうな数,いるような気がしたんだけどねぇ。
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