2015年8月21日金曜日

2015.08.21 間奏45:ライヴ以外に音楽を聴いていない

● 音楽は主にCDをリッピングしたものをスマホで聴いている。それ以外の方法で聴くことはまずない。だから,歩きながら,電車に乗っているとき,というのがぼくが音楽を聴く場ということになる。
 環境としてはきわめて悪い。でも,メインはホールで生を聴くことだと思っているので,生を補う聴き方としてはまぁ仕方がないかと思ってもいる。

● 音楽が好きなら,それなりのオーディオ設備を整えて,部屋で静かに聴く時間くらい作れよ,それをしないってのは,おまえ,本当に音楽が好きなのか,と言われそうだけれども,そう言われてしまうと返す言葉とてない。
 たしかにそうかもなぁと自分でも思いますからね。

● でも普通に仕事を持って配偶者と同居しているとなると,そういう時間って持てるものなのかなぁ。許してくれますか,配偶者が。許してくれるとしてもビクビク・オドオドしてしまうのが正常な人間というものではないですか。
 結果的に,オーディオなんてめったに使わないことになる。となれば,いよいよ配偶者から要らないでしょと言われる。
 という図式が浮かんできてしまう。

● でも,ここでの問題はそういうことではない。ぼくはたとえ許されても,音楽を聴くのはスマホで充分だと思っているので。そのための環境はわりと気を入れて作ってきたつもりだ。
 問題は,スマホで聴くということが絶えてなくなってしまったことだ。
 前にも同じことがあったんだけど,どうにか持ち直した。今回は,ライヴ以外はまったく聴いていないという状態が2ヶ月は続いているだろうか。
 音楽に飽いているんだろうか。前のときは何とかしなきゃと思っていたんだけど,今回はその何とかしなきゃっていう気持ちも薄いようだ。

● ひとつの理由は,音楽よりも気が行っちゃう対象ができたことだ。つまり,自転車なんだけど,今までは自転車に入れこむ度合が音楽を聴くことを阻害するレベルに達することはなかった。
 が,目下のところ,自転車にけっこう関心が奪われている。人間の興味の総量は一定で,どれかが膨らめばどれかがへこむということか。

● キャパを増やすことはできないものか。音楽も自転車も思うさま楽しめるようにはなれないか。
 一気に鮮やかに変える方法論があるとは思えない。「小さなことからコツコツと」ってことでしょうね。
 短い時間でも意識して聴くように努める。そこから始めるしかないでしょうね。

● 普段,CDを聴いていないと,生を聴いても反応が鈍るというか,ライブから引きだせる楽しみの質量が減るような気がしている。
 聴くという構えに隙ができるのだろう。いつもはまったく構えていないわけだから,ライヴを聴くときに急に構えを作れと言われても,スッとは構えられなくなっている。そんな気がする。

● ライヴを聴くのでなければ聴いたことにならないとまでは思っていないが,やっぱり中心はライヴだ。
 で,そのライヴを実りあるものにするためにバックグラウンドを整えなければならない。音楽本や雑誌を読むのもそのひとつかもしれないけれども,ともかく聴くことだ。
 その点においては,CDもあふれていて,ネットに音源がいくらでも転がっているようになった今は,整えやすい環境にある。
 と,自分に言い聞かせて,事態を改善していこうと思うんですけどねぇ。

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