川口総合文化センター・リリア メインホール
● 開演は午後3時。入場無料。プログラム冊子は別料金ということもなく,完全無料。
● プログラムは次のとおり。
エルガー 行進曲「威風堂々」第1・3・4番
L・ミンクス バレエ「ドン・キホーテ」
● Studio Les bijouxのバレエも,荒川区民交響楽団の演奏も,初めて観るし,初めて聴く(荒川区民オペラは一度拝見したことがある。このときの管弦楽はこの楽団だったかもしれない)。
● 管弦楽の指揮は新井義輝さん。「威風堂々」はオーケストラがステージで演奏するのだろうと思っていたが,最初からピットに入った。
つまり,舞台ではダンサーたちが曲に合わせて踊るという図式。となれば,目線はステージに釘付けにされる。ピットは見えないわけだしね。
● ここのところは,若干以上に不消化感が残った。管弦楽の演奏って,演奏している様から受けとる情報が大きいわけでね。
いや,それは攪乱要因だよという意見もあるのかもしれないけれど。
● ステージのダンサーはみな,美しい。衣装効果,化粧効果,舞台効果のなせる技だと言ってしまうとそれまでなんだけど,ダンス効果っていうのもはっきりあるんでしょうね。
ウエストなんて呆れるほど細かったりするもんなぁ。
● 「ドン・キホーテ」は音楽も含めて,初めて接するもの。今回は全幕ではなく,ハイライト形式だったようだ。
それでも,充分に見応えがあって,会場を出るときにはかなりの満足感に包まれた。
● ぼくにはあのポワントというのが驚異で,なんであんなことができるのか全然わからない。立つだけならまだしも,歩いたり,跳ねたりするんだからね。
前提として体重を絞らなければいけないというのは,当然のこととしてあるんだろうなと思う程度でね。
● 人体を使った女性美(男性美も)の表現としては,バレエは究極のものだと思うんだけど,ステージを観ていて思うのは,自然にしてたんじゃ美は生まれないのだなってこと。人体の自然は弛みしか感じさせない。
徹底的に自然にあらがうんですね。となると,練習は厳しいものになるんだろうな。骨格が完全にできあがってから始めたのでは遅いのかもなぁ。
● 数少ない男性ダンサーが健闘していた印象。動きが速い。速いから切れがある。
ゲストはキム セジョンさん。これはもう身体能力の高さに舌をまくしかない。
カンウォン大学舞踊学部バレエ学科卒業とあるけれども,韓国にはそういう大学があるんですねぇ。ぼくが知らないだけで,日本にもあるのかもしれないけど。
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