● 昨日(11月28日)は音楽大学オーケストラフェスティバルの3回目の演奏会(ミューザ川崎)があった。全4回のうち,この3回目が最も楽しみにしていたものだった。
桐朋がストラヴィンスキーの「火の鳥」を演奏したんだからね。
● のだが,ここ数年間,とりわけここ1年間はわが家は火宅になっている。檀一雄的な「火宅」ではないんだけど。
で,28日はぼくにとっても愚妻にとっても,そして豚児にとっても,おそらく生涯忘れることのできない1日になってしまった。あるいは,これが良い方向に向かう転機になるかもしれないけれど。逆に,ドツボにはまる契機になってしまうかもしれないけれど。
● が,それから1日明けて。明日からまたゴタゴタするんだろうけど,今日1日は壺の中から天を眺めていられる。
で,栃木県立図書館主催のミニコンサートに出かけてみた。
● 「ららっつあんさんぶる」の弦楽(+ファゴット)合奏。メンバーは次の人たち。
大和俊晴(ファゴット),螺良マサ子(第1ヴァイオリン),斉藤礼子(第2ヴァイオリン),小野博子(ビオラ),矢野茂生(チェロ)。
賛助で,増山一成(コントラバス),澤田奏恵(チェンバロ)のお二人。澤田さんを除くと,メンバーの平均年齢は60代の半ばってところだろうか。要するに,ベテランのグループだね。
● 曲目は次のとおり。
第1部
ハイドン セレナーデ
ドヴォルザーク ユーモレスク
赤とんぼ,冬の夜,荒城の月,故郷,川の流れのように
久石 譲 魔女の宅急便より「海の見える街」
第2部
マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
君島 茂編曲 四季の詩(花-夏の思い出-もみじ-冬景色)
ヴィヴァルディ ファゴット協奏曲 ホ短調 RV.484
● 第1部では「海の見える街」が白眉。ファゴットの大和さんとコントラバスの増山さんの演奏。お二人とも,宇短附音楽科から藝大に進んだ。増山さんは読響のOBだそうだ。
切れのいいファゴットと伸びやかなコントラバス。
加えて,大和さんは県立高校の校長先生まで勤めあげた人のようで,喋りが上手。ファゴットの特徴までわかりやすく解説してくれた。
● 第2部ではヴィヴァルディのファゴット協奏曲を聴けたのがまず,収穫だった。3楽章とも演奏。この曲はCDも持っていない。
こういうときって,一期一会だと腹を決めて聴いたほうがいいんでしょうね。これはあとでCDを入手して聴き直そうとか考えないで。
● ちなみに主催者が用意した椅子はすべてうまった。っていうか,足りなくなっていくつか追加したようだ。地元では知る人ぞ知るの演奏団体だったのかもしれない。
● 第2部ではヴィヴァルディのファゴット協奏曲を聴けたのがまず,収穫だった。3楽章とも演奏。この曲はCDも持っていない。
こういうときって,一期一会だと腹を決めて聴いたほうがいいんでしょうね。これはあとでCDを入手して聴き直そうとか考えないで。
● ちなみに主催者が用意した椅子はすべてうまった。っていうか,足りなくなっていくつか追加したようだ。地元では知る人ぞ知るの演奏団体だったのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿