2015年11月30日月曜日

2015.11.29 COCKTAIL BAR R-METS

ホテル アール・メッツ宇都宮 5Fラウンジ

● カクテルを飲みながらジャズを聴くという催し。午後3時からと5時からの2回制。5時からの部に参加。
 カクテル2杯とおつまみが付いて,チケットは1,000円。かなりお得というか,限りなくタダじゃん,これ,みたいな。

● 主催者はJR。この催しを知ったのも,最寄駅にあったチラシでした。
 演奏者は,島田絵里(フルート),長島佑季(ピアノ),瀬戸竜介(ベース)。

● 島田さんのフルートは「青少年の自立を支える会」のチャリティーコンサートで何度か(といっても2回か)聴いたことがある。彼女のフルートが聴けるんだったら,これは行く価値があるでしょ。
 というわけで,事前に申し込んでおいた。

● 至近距離で彼女のフルートを聴くことができた。自在闊達っていうんでしょうね。どんな注文でもお受けしますよ,っていう感じ。
 聴いてる絶対量があまりに少ないからなんだろうけど,これがジャズなんだっていうイメージがこちら側にない。これがそうなんですよと言われれば,あぁそうなんですか,と答えるしかないっていう。そこが隔靴掻痒っていうか,なんとなく乗り切れない部分を作ってしまう。

● ジャズファンってけっこう年輩者が多いのかと思ってたんだけど,これは当たってもいそうで,そうではないようでもあった。
 今回は1,000円でカクテルが2杯飲めるんでね,そっちに惹かれて来たお客さんもけっこういると思うんですよね。若者のグループもいたし,女性の二人連れもいた。一方で,けっこうな年輩の男性もいて(ぼくもそうなんだけど),客席の年齢はかなりばらけていたようだ。

● そのカクテル。好きなものを自由に注文できるのかと思っていたんだけども(もしそうなら,ギムレットを2杯飲もうと思っていた),この時間内でそんなことができるはずもなく,カクテルは予め定められていた2種。
 ひとつは,苺(とちおとめ)を使った甘めのカクテルで,もうひとつはアキュム(烏山線に導入された蓄電池駆動電車の愛称)という名称の,これもやや甘めのサッパリ系,涼やかな色合いのカクテル。ロンググラス(というかコップ)に注がれる。

● つまみもホテルクオリティー。経費節減の気配を感じるところもあったけれども,その分,あ,これは工夫かも,と思わせるもので,ぼく的にはまったく満足。
 これで1,000円なら,先に申しあげたようにタダみたいなもの。またやってくれないかな,と思った。

● 何だかんだいって,JRにはお世話になっている。ぼくは車の運転をあまり好まないので,それとわりと酒を飲むほうなので,宇都宮に出るにも電車を使う。
 電車の中で飲む缶酎ハイはどうしてこうも旨いのかと思う。動くパブタイム。時に朝から飲むことがあるんだけども,じつにもって極楽だ。
 車を運転してたんじゃ,これはできない。運転士が電車を運転してくれるからこそだ。お世話になっていますよ。

● それに電車の中は(座れればだけれども)最高の読書室になる。若い頃は,車内で本を読むためにだけ電車に乗ることもあった。こういうとき,「青春18きっぷ」は魔法のような威力を発揮する。
 電車は移動の手段にとどまるものではない。(特に山手線がそうなのだが)世相を知るためのスペシャルボックスであり,美人を盗み見れる眼福の部屋でもある。
 ぼくの知らない使用法がほかにもあるに違いない。

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