2017年12月26日火曜日

2017.12.21 ジャン=フィリップ・メルカールト オルガン・リサイタル

那須野が原ハーモニーホール 大ホール

● 今日はダブルヘッダー。18:30から那須野が原ハーモニーホールで「ジャン=フィリップ・メルカールト オルガン・リサイタル」。チケットは1,000円。

● このオルガン・リサイタルも今回で4回目になる。以前は「田園」や「幻想交響曲」といった管弦楽曲をオルガンにアレンジして演奏していた。
 でも,わざわざ編曲してオルガンで聴くよりも,そういう曲は管弦楽で聴けばいいのでね。「田園」や「幻想交響曲」がどんなオルガン曲になるのか,という楽しみはあるわけだけれど。

● 今回は,それぞれ曲調の違うオルガン曲を4つ。
 バッハ 前奏曲とフーガ ハ長調
 フランク 前奏曲,フーガと変奏曲
 ヴィエルヌ オルガン交響曲第2番より“スケルツォ”
 デュプレ 古いノエルによる変奏曲

● オルガンってこういう音も出せるのか,オルガンにこういう使い方もあるのか,という初歩的な発見あり。
 雨も降らせられるし,風も起こせる。エマージェンシーも表現できるし,春の川のせせらぎや,市場に人が集まっている様子も作りだすことができる。
 たとえば,最後の「古いノエルによる変奏曲」。ノエルというのはクリスマス・ソングという意味らしいのだが,ファンタジーに満ちている。東京ディズニーランドを連想してしまった。

● オルガンっていうと,神に捧げる音を出すための楽器というイメージがあるんだけども,いくらでも俗世を表現することができるんだな。
 と思いながら,このホールの専属オルガニストである,ベルギー生まれの37歳の若者(ぼくから見れば,ね)の背中を見つめていた。

● ところで。那須野が原ハーモニーホールの冬のイルミネーションは有名だ(有名なんでしょ?)。じっくり見れたのは,今回が初めてだ。
 たんに光っているだけではなくて,音も付いている。ぼくが眺めていたときには,エルガー「愛のあいさつ」が流れていた。
 少ないながらも,食べものの屋台も出ていた。ちょっとしたお祭り気分も味わえる。

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