埼玉会館 大ホール
● “フロイデ~アマチュアオーケストラのための”を見ていて,急遽,出かけてみることにした。動機ははなはだ不純というか,失礼というか,下世話なもの。
つまり,この冬もJRの“青春18きっぷ”を購入したんだけど,まだ一度も使ってないんですよ。使用期限は来月10日だから,そろそろ使いださないと余っちゃうぞ,ってものだから。
● で,この楽団の演奏会に行ってみることにした。比較的,近いし。宇都宮から北に行く最終電車にも間に合いそうだったし。
開演は午後6時。入場無料。プログラムは次のとおり。
モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲
ビゼー アルルの女 第2組曲
チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調
● 「魔笛」を除いて,先週聴いた宇都宮大学管弦楽団の演奏会と同じになる。もちろん偶然なんだけど,わりとこういうことがあると思っている。時期によって演奏される楽曲が集中しがちな傾向。
いえ,だからそれが問題だというわけではまったくないんだけど。
● 指揮は冨田邦明さん。この楽団の常任指揮者。
プログラム冊子を見て驚いたのは,トレーナーが多いこと。パートごとにいる。ヴァイオリンなんか二人もいる。教えにくる頻度が他大学と同じだとすれば,とてつもなく恵まれた環境で練習していることになるなぁ。
● 定演は年1回らしい。「団員のほとんどが大学から楽器を始めました」ともある。大学生になってから始めても,チャイ5を演奏できるまでになるのか。
ともかくお手並み拝見。
● 「アルルの女」でフルートを吹いていた女子学生も大学から楽器を始めた? んなわけ,ないよなぁ。
ファゴットの女子学生は? オーボエは? まさかコンミスもヴァイオリンを始めたのは大学から? そんなことはないんでしょ。
● 堂々たる交響曲になっていた。大学から楽器を始めてここまで到達できたのだとすれば,他はどうでも(つまり,勉強なんかほとんどやってなかったとしても),彼ら彼女らの大学生活はかなり充実したものだったのではないかと推測する。
若さを羨ましいと思うのは,こういうところだな。とんでもない可塑性を宿している。それって,自分が若さを喪失してから気がつくんだよな。
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