キャストを替えて4回上演する。今日はその1回目。米沢唯のスワニルダ。管弦楽は東京フィル。指揮は冨田実里。
● 12.5インチ画面のノートパソコンに外付けスピーカーをつないだだけの貧弱な装置で視聴しているのだが,コロナが収束すれば,新国立劇場(の情報センター)が公演記録映像上映会で取りあげてくれるだろう。大きい画面で観客の1人になって観ることができるだろう。
● コロナでこうしたネット配信が増えているが,その多くはスルーしている。生公演に比べれば,CDやDVDに近いからだが,第一にはこの装置の貧弱さゆえかな。
ミニシアターを家の中に作りたいとはまったく思わないけれども(そんなお金もない),大きい画面とまともなスピーカーを備えたデスクトップパソコンに買い替えようとは思っている。
仕事を辞めるとノートパソコンの利点は消えるわけだし。リモートワークが普通になれば,辞めなくてもノートパソコンのメリットは消えるでしょ。
無観客上演になったからこそ,こうしてストリーミング配信を愉しめているわけだけれども,やはり生に勝るものはない。仮に催行されていればS席が13,200円,D席(数席しかないんだろうけど)が3,300円だった。もっと高いのかと思っていた。
● 「コッペリア」って,展開がコミカルでマイムもわかりやすいから,初心者でもついていきやすい。そのコミカルさを鮮やかなダンスで表現していくのを愉しめばいいものだ。
スワニルダの純情と機転,コッペリウスが特に終盤で醸しだす老いの哀しみのようなものは,コミカルさを味わうための隠し味だ。この劇に深遠な(?)テーマを求めるのはコミカルさを愉しむよりもむしろ安直な方向だ。
● スッタフ,キャストを新国立劇場のサイトから転記しておく。
【振付】ローラン・プティ
【音楽】レオ・ドリーブ
【芸術アドヴァイザー/ステージング】ルイジ・ボニーノ
【美術・衣裳】エツィオ・フリジェーリオ
【照明】ジャン=ミッシェル・デジレ
【スワニルダ】米沢 唯
【フランツ】井澤 駿
【コッペリウス】中島駿野
【指揮】冨田実里
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
(2021.05.04 追記)
今日も You Tubeで新国立劇場バレエ団「コッペリア」。振付も舞台装置も2日のと同じ。管弦楽も東京フィル。
キャストだけが違う。木村優里のスワニルダ,福岡雄大のフランツ,山本隆之のコッペリウス。生で見ると絢爛さがまるで違うだろうな。
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