約2時間のコンサートが終了した直後の満足感は,他のものでは代替できません。この世に音楽というものが存在すること。演奏の才に恵まれた人たちが,時間と費用を惜しまずに技を磨いていること。その鍛錬の成果をぼくたちの前で惜しみなく披露してくれること。そうしたことが重なって,ぼくの2時間が存在します。ありがたい世の中に生きていると痛感します。 主には,ぼくの地元である栃木県で開催される,クラシック音楽コンサートの記録になります。
2023年6月27日火曜日
2023.06.17 Nishi Graduate Orchestra 第8回演奏会
2023年6月24日土曜日
2023.06.15 平日の贈り物♪ ランチタイムコンサート トリオ・ラ・プラージュ
2023年6月23日金曜日
2023.06.11 鹿沼ジュニアフィルハーモニーオーケストラ 第34回定期演奏会
2023年6月15日木曜日
2023.06.10 宇都宮市民ジャズオーケストラ 第16回定期演奏会
2023年6月9日金曜日
2023.06.04 栃木県交響楽団 第113回定期演奏会
宇都宮市文化会館 |
2023年5月21日日曜日
2023.05.21 東海大学吹奏楽研究会 DREAM CONCERT 2023 in 宇都宮
2023年5月20日土曜日
2023.05.14 真岡市民交響楽団 第65回定期演奏会
2023年5月8日月曜日
2023.05.07 作新学院高等学校吹奏楽部 フレッシュグリーンコンサート2023
2023年5月6日土曜日
2023.05.06 第21回黒磯高校吹奏楽部グリーンコンサート
2023年5月5日金曜日
2023.05.05 25周年記念 宇都宮ウインドクルーコンサート
2023年5月4日木曜日
2023.05.04 第26回マーキュリーバンド定期演奏会
2023年5月2日火曜日
2023.05.02 間奏:You Tubeで名古屋大学交響楽団の第123回定演を視聴
2023年4月30日日曜日
2023.04.30 宇都宮中央(女子)高等学校吹奏楽部 第21回定期演奏会
宇都宮市文化会館 大ホール
● この高校の演奏会は,一昨年の第19回を聴いたのが初めて。
わずか2年前のことなのに,しかもあれだけ世界中がパニクった出来事なのに,すでに記憶からリアリティが失われつつある。だからこそ,これまで人類は滅びずに来れたのだとも思うんだけど。
● 昨年の第20回は聴いた記憶がない。開催情報を掴めなかったとは思えないから,他の遊びに呆けていたのだろう。あるいは他の演奏会と被ったのかもしれない。
開演は午後2時。3部構成で演奏曲目は次のとおり。第1部はクラシックステージ。
スパーク マーチッシモ
チャイコフスキー イタリア奇想曲
牧野圭吾 行進曲「煌めきの朝」
天野正道 レトロ
真島敏夫 3つのジャポニズム
第2部はジャズ。
スウィングしなけりゃ意味がない
A列車で行こう
イン・ザ・ムード
オール・オブ・ミー
シング・シング・シング
第3部は “勝手にやっちゃって” ステージ。
佐藤俊彦編 メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード
QUEEN(山下康介編) The Show must Goon
マイケル・ブラウン編 This is me
ダニー・ジェイコブ アロハ・エ・コモ・マイ
岩井直溥編 オリーブの首飾り
OGも加わって,さらに「オペラ座の怪人」と「青春の輝き」。
● 以上3部のいずれも面白かったのだが,どれかひとつあげろと言われれば(言われてないわけだが),チャイコフスキーの「イタリア奇想曲」になる。
イタリアの風と雑踏,そこに立っているチャイコフスキーの佇まいが見えるような演奏だった。
とまで言うと,いささか情緒が勝ちすぎた感想になるのだが,こちらは福嶋真理子さんによる説明(この曲が誕生した背景など)を受けたうえで聴いているので,その説明に引きずられた聴き方をしてしまいがちなのだ。
● 管弦楽より吹奏楽で聴いた方が,曲の設計図の線がはっきり見えるといったことがあるいはあるのかもしれない。
ともあれ。難曲だろう。よくここまで手懐けたなと思った。
● 2部のジャズも熱演。
ぼくはジャズにはあまり馴染んでいない。クラシックの方がスウィングできると思っているくらいで。
それこそ,こういう吹奏楽の演奏で聴くくらいなのが実情だ。この機会にジャズも聴いていこうと思うのが毎度のことなのだが,実行できた試しがない。
● ひとつには聴くべきものが多すぎるのだ。クラシックに絞ってみたとて,なかなか広がりをつけることができないでいる。
● 第3部は高校生が懸命のサービス精神を発揮。彼ら彼女らにサービスしているという意識はないかもしれないが。
気持ちよくそれに乗るのが観客のマナーだし,乗らなければ吹奏楽の醍醐味は味わえない。齢を重ね過ぎて重くなった殻を打ち捨てないといけないんだけど,なかなかできないものだなぁ。
● 宇中女の生徒は3年生だけになったらしい。あの制服ももうすぐ見れなくなりますよ。今のうちにしかと目に焼きつけておかないとね,諸君。女子制服の傑作ですからね。
その中央女子高校と新生した中央高校の校歌の歌詞がプログラム冊子に掲載されている。こうした歌詞にも時代(の要請)が現れる。当たり前のことではあるのだが。